プールの水を温める
2009年 07月 29日
ところでプールの水温の基準というのは場所によって様々のようですが,例えば,
- 気温 + 水温 ≧ 50度
- 気温 - 水温 ≦ 6度
では実際にプールに熱湯を入れたときに温度がどうかわるのか考えてみましょう.例えばプールの大きさを長さ 25m,幅12m,深さ1mとすると,30万Lとなります.これに普通に売られている大鍋が大体6L位で,それで沸騰させたお湯を入れたとすると...
(300000×21.99+6×100)÷(300000+6)=21.99156
温度計の分解能には達しないことが分かりますが,その下の桁までは来てますね.
ではどのくらい入れればプールには入れるのでしょう.入れる熱湯の量を m [L],温度上昇分を Δt [℃] とすれば,
Δt = (300000×21.99 + 100m)/(300000+m) - 21.99
となります.ここで Δt が 0.01℃ となる m を求めると,38.5L となります.できなくはないという感じですね.
ところで小学生の時には水温計は多分よくあるアルコール温度計だったと思うんですよね.となると,1/10 度まで測れればいいほうでしょうか.仮に水温が21.9℃だったとすると,22℃にするには 385L のお湯が必要なので,五右衛門風呂(ドラム缶 200L)二杯分くらい必要になります.まあできなくはないでしょうけど,沸くまでに体育の時間が終わっちゃいますね.笑 そう考えると太陽の力は偉大だなぁと.
地球温暖化、じゃなくて、プール温暖化です。
まあ学校としてみれば、早めに指示出さないと大変だろうし、オイラの持論(気温があればいずれ水温は上がる)を押し付けるわけにも行かず…
水温22度、人体生理機能の約40%も低下します(日赤水上安全法教本より)。6割の性能しか出せないってやつです。泳げる人も60%の能力しか出せないのでちっともうまく泳げません。
昔の基準は水温23度・気温+水温=45度でOKだったので、かなり寒い思いをしました。
300人でプール入ると…水が溢れて水質が悪化します(笑)
そういえば、最近430MHzFMでNGT局の声を聞きます。懐かしかったが、相手局が聞こえず、そしておしゃべりがなかなか止まず…無線機のスイッチを切りました。
ちなみに300人の小学生がみんな体重30kg(4年くらい)で肩までつかっていたとすると,大体 3cm ほど水位が上がります.意外と上がりませんね.
あと,NGT,なつかしいですねぇ.どうしてるかなぁ.ブレークしたらよかったのに.