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by jq1ocr

7MHz帯のコンテスト使用周波数帯変更についての考察(1)

7MHz 帯が 7.0-7.1MHz だったのが 7.0-7.2MHz に拡張されたのは今年の春のことでしたね.この拡張部分についてはJARLの国内コンテストでは使用していませんでしたが,ここをコンテストで使う場合の周波数帯について JARL の理事会で決まった旨のお知らせメールが来ていました.これによると,
JARL主催コンテスト(ALL JA、フィールドデー、全市全郡)の使用周波数のうち、7MHz帯の使用周波数帯の電信の周波数は7,010KHz~7,030KHzと変更はせず、電話の周波数を7,060kHz ~7,140kHzに拡張する
とあります.当然A1A愛好者からはブーイングの嵐のようです.私もモールスはほとんどやらないですが A1C 会員なので,せっかく広がったのに電信の領域が広がらないのは不公平だよなぁと思っていました.でもこういうことには定量的な評価が必要です.

JARL もこのような決定に至った根拠を公表すべきだと思うのですが,なにも書いてないので,自分で計算してみることにしました.ここでは部門が分かれているために計算が簡単になる All Asian DX Contest の Phone と CW の比較をしてみることにします.

2008年度の CW 部門の参加者を見ますと,7MHz にでていると考えられるマルチバンド部門参加者と7MHzシングルバンド参加者のうち,国内の局数は 299 局となっています.(国内全参加者から7MHz以外のシングルバンド参加者を減じたものです)一方,SSB 部門でも同様に計算すると 248 局です.ということは,概ね CW : SSB = 6 : 5 ということになります.

さて必要となる帯域はどうでしょうか.まあ概ね CW は 500Hz,SSB は 3kHz といったところでしょう.すなわち 1 : 6 です.

上記の局数と帯域の関係から算出されるモード別の帯域は 1 : 5 となります.現行の使用周波数帯は CW が 7.01-7.03 の 20kHz ですから,ここから類推する SSB に必要な帯域は 100kHz となります.なので,CW はそのままにしておいて,従来 7.04-7.08MHz の 40kHz あった周波数帯を 7.06-7.14MHz と 80kHz に倍増するのはそれほど無茶な話でもないと考えられます.うーん,ここで結論を出すと CW 愛好家からブーイング来そうだなぁ.苦笑 でも実は計算に入れなければならない要素がまだあるので,次の考察のネタにしたいと思います.

【続く】
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by jq1ocr | 2009-12-12 19:44 | 徒然話 | Comments(0)