方言
2010年 06月 12日
北海道弁が話題に出たのですが,標準語かと思って話していたけど,実は北海道弁だった言葉というのに「はらさる」というのがあったと言ってました.私は比較的北海道弁への耐性(笑)があるのか意味はわかるけど,妻(東京生まれの東京育ち)はわからないらしい.それに同じ北海道でも道南の友人は分からないと言ってました.正解は「貼ることができる」ということなんですが,これは語幹が同じだから比較的推測が容易な部類ではないでしょうか.
別に東京から離れたところでなくても,当然方言はあるわけで,現に関東にもかなりたくさんの種類があります.北茨城人の Y くんが東京系横浜人の T 先生に話していたとき,先生が理解不能なことを Y くんは発言してましたが(なんという言葉かは失念)Y くんは自分が標準語を話していると思っているので,言い換えることができません.結局私が通訳しましたが,元々北武蔵系な私にはある程度推測のつく言葉だったと思います.おもしろいですよね.個人的にはみんなが標準語を真似するのではなくて,染まることなく育ったところの方言を押し通して欲しいところです.この点,関西系の人は標準語に直すつもりもない人が多いので見習うべきかと.とはいえ通じないと困るので,標準語では違う言い方があるというのは把握したほうがいいでしょう.
ところでうちはいろんな地域に親戚がいるので,子供の時から比較的多くの方言を耳にすることが多かったのですが,小さい頃は「方言」という概念はなく,その人個人の特有なしゃべり方(個性)なのだと思っていました.だから後でテレビを見て「この人叔母さんと言い方似てる」とか思って,それからそれが方言だったと知ったということもありました.笑 東京も実は標準語(山手系をカスタムした仮想言語)ではなく,同じ下町系でもビートたけし(足立出身.厳密には下町ではないけども)とうちのあたりは微妙に違います.数キロ単位で変わっていくというのもかなりおもしろいですよね.更にいうと家庭毎にも実はちょっとづつ違うんだろうなぁと考えると,実は子供の時の理解(それぞれの個性)はまんざら間違っていないわけで,言葉っておもしろいと思うのでした.
もっとも北海道というのは人種? の坩堝なわけで(東京も、そういう意味じゃ同じ、地方出身者が集まっている所?)地域が違えば入植した県人が違う訳で、当然使わない方言も有るわけで...(^^;)
今、「ゲゲゲの女房」で島根弁で『ちょっこし』という言葉が出てきますが何故か亡母が、この言葉を良く使っていました。生粋の道産子(子供のころにkh0に住んでいたそうだが..)なので不思議ですが聞こうにも物故者なので理由は不明。
いまでもあずましくないのは、手袋を『はく』という表現。指輪は『はく』とは言わないのに、手袋に限っては『はく』と言うのが普通であると言って譲りません。
・・・あずましくない の使い方。これでいいのかな?
私も、こちらに来て「手袋をはく」と言って笑われました。
カルチャーショックですね。
前にテレビでゲージツ家? の クマさんが、同じことを言って、もしかして?と思ったら、やはり道産子でした。
「ちょっこし」は使うようで...
家の近所では聞かなかったけど、お袋が口癖のように言っていたっけ..
帯広の隣町の音更の出身。
kh0は邦人は終戦間際には玉砕(要は集団自決というか..)が多かったみたいですが捕虜で過ごしたみたいです。鬼籍に入って来年で33回めですが、子供の頃は時々、その頃の話を聞きました。
戦争が無ければ運命も変わっていたでしょうね。
です。母の弟が帯広に居ますが、こちらに来てからは一度も行ってま
せん。別に仲が悪いとか、そういう訳では有りませんが母親が亡くな
ってからの付き合いが賀状以外に無いもので、行きそびれています。
今年は帰郷する予定は無かったのですが3月に父方の叔父が亡くな
って遅ればせながら今週末に墓参りに行くことになりました。