アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

SBM-20 による被曝量推定方法

先日入手したGM管はロシア製の SBM-20 というもので,これを使用したカウンタを製作中です.ただし,測定できるのはカウント数,要するに CPM であるので,チューブに依存した数値です.これと dose rate である Sv/h の対応を把握しておかなければ絶対値での評価は出来ないことになります.

データシートがついていないので,このチューブが使用されている製品を検索してみました.すると,スロベニアの AMES というメーカがあり,ここの MRS-110B という製品が SBM-20 を使用しているようです.このマニュアルによると,バックグラウンドで通常は毎分 15-20 カウント程度とあり,実際に前回測定した平均値は 15 cpm でした.また製品紹介の欄に 10 cpm が 100nSv/h とあることから,15 cpm なら概ね 0.15uSv/h となり,このバックグラウンド値はオーダー的には他の測定値と同程度(例えば文科省発表のデータだと今は 0.1uSv/h 程度らしい)と見なして良いと思います.もちろんこの管では線種,エネルギーの区別は付かないので厳密な定量評価は出来ず,あくまで大体の話ですが.

結局,cpm 値がチューブの大きさなどに依存する為,これ以外のチューブを使用している場合は,対応線源にもよりますが,ある程度長い時間測って得られた cpm と例えば文科省のデータを比較して妥当な変換式を作るということになりますね.ちなみにどの程度の時間測ればよいか,ということですが,確かさはカウント数で決まってきます.例えばカウント数を n としたとき,統計的確度は n-1/2 で求められます.仮に n =100 になるまで測定したとすれば,確度は 10% 以内となりますので,その時間が 10 分だとすれば,10 ± 1 [cpm] となります.当然ですが,もし放射線量が短時間で大きく変動するような状態でなければ,なるべく多くのカウントを集めてから計算した方が正確になるわけです.プログラムのご参考に.
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Commented by 【らっぷ屋】 at 2011-05-22 23:10 x
sbm-20のデーターシートを見つけたのでご参考にされてください。
http://www.gstube.com/data/3019/
Co60で γ線 感度がCPS22ですから1320CPM=1mR/h
132CPM=0.1mR/h=1μSv/hです。
残念ながらCs137は探せませんでした。
Gamma Sensitivity Co60 (cps/mR/hr) 22
Commented by jq1ocr at 2011-05-23 00:57
【らっぷ屋】さん
大体オーダー的には当エントリの推測であってそうですね.実はプログラムに入る前に飽きてしまったのでプロジェクトは進んでおりません.苦笑
by jq1ocr | 2011-04-06 20:30 | マイコン・電子工作 | Comments(2)