アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


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ちょっとルビジウム発振器を使いたい用事があって,どうにか安価に実現する方法はないかと調べていると,中古の放出品をオーディオで使っている例を結構見かけました.仲間内に「なんで?」と聞いたら,多分ジッターを嫌って使っているのではないかとのこと.ただルビジウム発振器って,そのものずばりから信号が出ているのではなくて,それで水晶発振器なりなんなりを制御していたはずなので,ジッターは結構これに依存するのではないか?と思ったのですが,どうなのでしょう?

ところでどうせ凝るなら,音楽を聴いている人も寸分も動かないようにしたいですね.もちろん動くことによるドプラがあるからですが,拍動もありますし,なかなか人間じっとはしていられないものです.ちなみにドプラを受けて変動した周波数は以下の式で表せます.



ここで f' はドプラシフトを受けた周波数,fは音源から出る元の周波数,Vは音速,vo は観測者の相対速度,vsは音源の相対速度(ただし音源から観測者に向かう方向を基準)です.具体的にどのくらいあるか計算してみましょう.

まず最初に人体静止時の動揺について調べてみましたが,動くことが問題になる状況(例えば精密な撮影)は分かりますが,なかなかその具体値が分かりません.見つけた文献も重心移動に関するもので,単位が書いてありませんでした.そこで,仮にとても動きの遅い人がいたとして,1mm/s で前後に揺れているとします.理科年表によると音速は 0℃ 1atm の乾燥空気中で 331.45m/s ですので,この値を使って先ほどの式の偏差を表す分数部分だけ計算して前後に振れている差分を出すと 6.03× 10-6 となります.よって,6ppm 程度の変動が生じるわけです.それほど高くない TCXO くらいでしょうか.

そんなわけで,in-line tex を使ってみたかったので,計算シリーズにしてみました.笑
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by jq1ocr | 2012-02-01 21:11 | 徒然話 | Comments(0)