VX-7 のバッテリを考える・4
2012年 10月 28日
【警告】この作業はちょっとしたミスが大きな事故を招く可能性があります.どのような作業が危ないのか,そしてどのようにその危険を避けたらよいのかが分からない方は真似しないようにしてください.当然のことながら結果について責任は一切とれませんのでご了承下さい.
早速このうちの一つを分解すると...
これも両面テープでついているので,べたーっとなりますが気にしないでおきます.で,やっぱり 18500 が2本入っています.VX-7 と同じでよかった〜.NP-400 の制御基板にはバッテリからのリードが半田付けされていたので,それを外します.このリードに半田付けすることでスポット溶接はしなくて済みそうなので,スポット溶接器は準備していませんが,そのまま作業を継続します.
まずVX-7の旧バッテリの端子のスポット溶接部をぶちっととります.このときなるべく制御基板からのリードを長く残すようにします.(電池の方にあまり残らないようにする)
制御基板には五つの端子(LP3,4,5,6,7)がありますが,このうちの3つがバッテリに接続されていて,あとの二つはバッテリケース外部に出ている急速充電端子に接続されています.
接続先は以下の通り.
LP7: -(neg, 0V)まずは LP6 とリチウムイオンのプラスをつなぎます.ケースに入るときのことを考えて位置あわせをしつつ,多少ずれても大丈夫な自由度を持たせつつリードとバッテリのタブを半田付けします.
LP6: +(pos, 7.4V)
LP4: 急速充電端子左側
LP5: リチウムイオン2直の真ん中(com, 3.7V)
LP3: 急速充電端子中央と右側
その近くをマイナス側のリードが通るので,間違ってもショートしないようにカプトンテープで絶縁します.このときくれぐれも穴の空きやすいような材質のテープは使ってはいけません.
次に反対側の 3.7V ラインを接続します.同様に半田付けです.
最後にマイナス側を半田付けしてそれぞれカプトンテープで絶縁しておきます.
で,ケースに戻して終了.
分解時にケースが傷ついたので,多少ひずみがありますが,パッキンも戻して,本体に装着するとかちっと収まるので大丈夫でしょう.早速電源を入れてみましたが,使えるようです.これで VX-7 のバッテリーは無事再生完了かな?
旧バッテリのカタログ容量は1400mAh,現在購入できる純正品は 1500mAh です.今回入れ替えた NP-400 は 1620mAh とありますが,実際どうなのかは分かりません.純正品に比べてみて,もちの良し悪しなどはいずれ確認したいと思います.
【追記】書き忘れましたが,VX-7 のバッテリを分解するとき,その金色の急速充電端子がY型になってるので注意しましょう.こんな感じ.