アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

アンチヘボン委員会

日本人のパスポートの英字表記にはヘボン式が使われることになっていますが(旅券法施行規則第5条),これは日本人のほとんどが英字表記できなかった時代のための一種のガイドとしてみるべきで,英語が義務教育になっている時代にあっては無理に使う必要のないものです.パスポートに未だにヘボン式を強制することは,政府の怠慢と傲慢なのではと考えています.

と,長年にわたり主張しておりましたが,確か十年くらい前だったかに一筆入れれば,それ以降の変更はできないものの,ある程度異なる綴りも認められるようになりました(同第2項).大きな進歩ではありましたが,しかし私にとってはこれが遅かった.渡米前のパスポートが旧基準であったため,旧綴りで SSN も Driver License も発給されており,これを今から変更するとなると,日本国政府が表記の変更を認め,綴りの新旧対応の同一性を担保する旨の書類でもなければかなり難しい話になりそうです.そしてそのような書類を発行してくれる部署はたぶんありません.困ったものです.

でも今度のパスポート書き換えからは一般的に誤解の少ない綴りでいこうと思っています.じゃないと,後世が困ると思うし...(ヘボン式で表記すると別の名前と区別が付かなくなるため).とりあえず間近に迫った妻の分の更新時には新綴りで申し込む予定です.

そんなことを考えていたのですが,こちらで本来名前のような縛りがなかったであろう商号での問題がとりあげられています.もちろんアルファベットを使うのは英語だけではないので,英米人が読みそうな発音こそが正義ということは決してないのですが,それでもアルファベットで表記したとき多数の人が困難なく原音に近い発音が出来る可能性が高い綴りにするのは正しい方向だと思いますし,またどのように綴るかは個人の決定によるべきであろうと思います.もちろん誰が見てもおかしいだろ,というものは排除すべきかも知れませんが,それでも基本,各自が決めるべきことではないでしょうか.

ちなみに韓国人で「李」さんという人は結構いますが,この英字表記は Lee, Li, I, Rhee, Rhie, Ri, Yi などがあり得るそうで,韓国でパスポートを作るときはどれを使ってもいいらしい.もちろん同じ家族で違うものを使うのは混乱を招くかも知れませんが,これくらい国民の自主性を重んじる方がいいなぁと思いました.
[PR]
by jq1ocr | 2013-03-28 23:30 | 徒然話 | Comments(0)