アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

レストア用新兵器導入

新兵器を導入しました.デジタルキャパシタンスメーター ESR70+ です.
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容量を測るだけなら,別に他の測定器でもいいのですが,この製品の肝は ESR (等価直列抵抗)を測れること,それも in-circuit でです.

ご存じの通り,古い無線機などでは電解コンデンサの劣化で動作不良となることがあり,レストアの第一ステップはコンデンサ交換となることが多いでしょう.メーカとしてはコンデンサの寿命は最大15年としているようですが(*),全数交換はコスト的にも手間的にも合わないでしょうし,どこが悪くなりやすいかは設計によっても異なり,当然交換の必要がない箇所も多くあります.また部品の脱着作業やそれに伴う加熱は周囲の部品やパターンの破損を招くきっかけともなりますので,できるだけ最小限に抑えたいところ.そんな電解コンデンサの劣化の具合は容量を測るだけでは判断が付かない場合もあって,ESR が一つの有力な目安となります.これは充放電時の発熱によって電極上の酸化皮膜の劣化が進むと ESR が大きくなっていくためです.しかし容量計におまけで ESR を計測する機能がついていても普通は基板から外してから単体で測らなければならなかったりします.ところがこの ESR70+ は in-circuit で使える設計,すなわち回路からコンデンサを外さないで測ることが出来るタイプなのです.というわけで,レストアに便利な道具と言えるでしょう.なお秋月ではこの ESR70+ の他に ESR60 も扱っています.違いは ESR 測定範囲で, ESR60 が 0-20 Ω なのに対し,ESR70+ は 0-40 Ω であるところです.小容量(数μF程度)だとその ESR は正常範囲でも 20 Ωを超えることもあるようなので,価格に千円程度の差はありますが 70+ の方を選択しました.

ところでこれはもともと別の用途で携行するために購入したので,ケースが欲しかったのですが,これに対応するポーチは秋月だとこんな感じのものです.
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Peak キャリングケース

見たことがあるケースだなと思ったら,なんと Logic16 についていたものと同じなんですね(ただし右上に見える PEAK のタグは付いていない).
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Logic16 のセット内容

悪くはないのですが,同じものが並んでいると間違えて手に取りそうなので考えてしまいます.それに同じシリーズの半導体アナライザ(DCA75) も持っています.これ用にこのケースを買うと同じようなのが三つ並んで更に混乱.だからといって DCA75 と ESR70+ を一緒にハードケースってのも場所を取りそう.
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Peak デュアルキャリーケース

百円ショップあたりでポーチでも探そうと思いましたが,Logic16 のケースを見ても分かるように外から押されても潰れないようにある程度の剛性があった方が良いので,携帯ゲーム機(PSP go とか)のサードパーティ製ケースを流用するのがいいかも知れませんね.

(*)現在のアマチュア無線においては十年くらい前の製品などまだニューモデルの部類に入るほどのんびりしたサイクルとなっているので,「レストア」というと2,30年以上前の製品に対して行うものという印象があります.そうするとコンデンサの寿命は全て疾うに尽きていることになりますね.苦笑
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by jq1ocr | 2014-04-23 21:30 | マイコン・電子工作 | Comments(0)