アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

千両牡蠣

まだ暑かったときの話です.ある国の首相が来日しました.そのとき日本側が設定した会食に妻もお呼ばれしたのですが,何が出たのか聞いたらなんと生牡蠣だというのです.その方のご希望だったらしいのですが,牡蠣といえば冬をイメージしますよね.それでも探せばあるのですねぇ.これが日本の「おもてなし」かと思いました.値段は分かりませんが,高かったりして...というのも思い出したのが,落語の「千両みかん」です.

呉服屋の若旦那が気の病で寝込んでしまい,何を食べたいか聞いたら,ミカン(昔は冬にしか食べられなかった)とのこと.しかしそのときは季節外れも甚だしい真夏で入手は困難.そこで江戸中を探し,結局神田は多町の果物問屋,万屋惣兵衛で腐りかけの在庫の中から一つだけ良品を見つけます.しかしその価格はなんと千両.しかし命には代えられないとそれを買い,食べた若旦那はすっかり元気になりました,というお話.もちろん落ちはありますが,それはまた別の話ということで.
d0106518_22412612.jpg
夏の生牡蠣も似たようなものかと思いましたが,腐りかけの牡蠣なんか出せるはずはありません.それに牡蠣は牡蠣でも岩牡蠣だったら夏にもあるので,そっちの話だったのでしょう.それならもちろん大きさにもよりますが千両牡蠣ならぬ千円牡蠣も可能かな?

ちなみに落語の神田多町は実際に江戸時代には青果市場があったところで,万屋惣兵衛も実在する「万惣」がモデルになっているそうです.それに噺家さんによると「万惣」そのものだったり.そこは今はもうやめちゃいましたが,ちょっと前までフルーツパーラーもやっていて,パンケーキがおいしかったですね.なお,青果市場は昭和初期に秋葉原へ,平成元年には大田へ移転しました.

[PR]
by jq1ocr | 2017-10-07 20:40 | 徒然話 | Comments(0)