発動発電機(ヤマハEF900iS)のノイズ対策(その1)
2007年 06月 23日
で,こっちを選んで問題となる唯一の点がノイズ対策です.今回はその加工について書いてみます.ただし結論を先に書いておきますが,フィルタはそうでもないですが,シールドの方が結構面倒くさいです.マニュアルが親切ではないので,内部を見て,これが何のパーツだと分かるような人じゃないと,うまく作業が出来ない恐れがあります.フィルタが約4000円なのに対し,取り付け費込みだと10000円くらいとっているところがあるのは,それなりの理由があるのです.なお,それでもやってみるという人は,使用工具は Ph #2(プラスドライバの2番) と 7mm ソケット(か,レンチ),ハサミくらいを用意してください.それも無い人は自分で作業するのはお勧めしません.(プロに依頼すべきです)それとネジが数種類使われています.それも似たようなものばかりです.このネジはここに使っているはずだという勘の働く人(=機械の分解組み立て作業に慣れた人)以外は,ちゃんとメモしておきましょう.それと機器はしばしばマイナーチェンジされることがあります.皆さんがお持ちの発々が同じモデルであっても,マニュアルや私の説明写真と異なることもあります.このブログを見て,同じようにやっても,うまくいかなかったり,破損や負傷などの事故があっても,当然ながら私は何の責任も負いません.すべては自己責任でお願いします.
箱を開けると別に注文したフィルターキットと,加工するのにガスやオイルが入ってると邪魔なので,無料サービスの試運転を断りましたが,そのかわりに入っていたオイル(200mL x 2)が見えます.
内容は,説明書,フィルター,アルミテープ,アース線,です.
まず取り付けるのがフィルタです.マニュアル通りやれば大丈夫なはずですが,一応...
このパネルの赤丸をした4つのネジを外します.マニュアルにはコンセントユニットを「外したほうがよい」と書かれていますが,接続する3本の線のうち,GND(緑)のネジを回すとき,工具がスイッチに干渉して回せません.なので,「外したほうがよい」のではなく「外さないといけません」.ここは振動で緩んだりすると短絡事故の元なので,手抜きをせずしっかり作業すべきです.マニュアルもそう書くべきだと思うのですが.....パネルを外してから,コンセントの脇のネジを外します.裏にナット(7mm)がついているので,無くさないように注意してください.なおレンチを使うのは,今回の作業ではこの部分だけです.(あとは Ph#2 だけ)
ちなみにこの部分は松下の汎用部品だったので,うまくすればホンダのような抜け止めタイプに交換できるかも知れません.成功したらまたブログに公開しますね.パネルを加工すればなんでも付けられるのですが,それでは面倒ですので,無加工を考えてます.ちなみに取り付けたフィルタはそこそこの大きさがあるので,無作為には入りません.
マニュアルには書いてませんが,大体コンセントとスイッチの間に入れるしか,うまく収められる場所はないと思われます.フィルタが収まるようにしつつ,外したパネルを元にもどせば完了です.
ここまでの作業はマニュアルにも比較的詳しく書いてあるし,外す部品が少ないので,そんなに難しくありません.ほとんど問題はないでしょう.しかし,問題は次の「プラグコードのシールド」です.こっちは,マニュアルがえらくあっさりと書いてあります.キャブを外せとか書いてありますが,どうやって外すかは書いてないのです.詳しくはサービスマニュアル(整備説明書)を見なさい,みたいなことが書いてありますが,まさかそれを買えって?.苦笑 手順を読むと大変そうなので,自己流でやってみましたので,(その2)で紹介します.多分マニュアルの方法でやるよりは楽です.