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仏典(सद्धर्मपुण्डरीक सूत्र)に見る宇宙誕生

宇宙誕生より現在まで140億年程度が経過していると現在の科学は説明していますが,仏教の世界では,この宇宙誕生はどのように説明されているのでしょうか.法華経では以下のように述べられているそうです[1]

「我仏を得てより来 経たる所の諸の劫数 無量百千万億載阿僧祇なり」

これは「この宇宙が成立してから,劫の無量百千万億載阿僧祇倍の時間が経過している」という意味なので,それぞれ

 無量 = 1068
  百 = 102
  千 = 103
  万 = 104
  億 = 108
  載 = 1044
阿僧祇 = 1056
であり,1劫は概ね4.850 x 1022[年]以上であると以前求めたので,これを使えば,
1068×102×103×104×108×1044×1056×4.850 x 1022=4.850 x 10207[年]
ということになります.科学による説明では1.4×1010[年]なので,3.46×10197倍も法華経による宇宙誕生のほうが古いことになるわけです.

見方を変えると,ここでいう時間単位(劫)自体が,意外に短いのかも知れません.法華経と科学の説明する宇宙誕生からの時間を等価とし,これをもとに,劫を計算し直すとすれば,
1[劫]=(1.4×1010)/10185[年]=1.4×10-175[年]=4.4×10-168[秒]
これは光が1.32×10-159[m]だけ進む時間です.陽子の大きさは概ね1.2×10-15[m]とされているので,非常に小さいです.電子の大きさは測定できていませんが,質量から強引に推測すれば(科学的にはあり得ない計算だが),9.8×10-17[m]ですが,これでもまだ大きい.非常に短い時間とされる刹那は1/75[秒],すなわち 1.3×10-2[秒]とされているので,宇宙時間から導くと,1刹那よりも1劫のほうがとてつもなく短い時間となります.なんかとてつもない矛盾を感じながらも,そんなこともふくめて「色即是空空即是色」と喝破するあたり,仏教の生まれたインドの奥深さを思い知る今日この頃なのでした.合掌

参考文献
[1]妙法蓮華経如来寿量品第十六
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by jq1ocr | 2007-08-13 01:48 | 徒然話 | Comments(0)