アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

ボルトチューンの効果

ネジやボルトに最近凝っているので,いろんなところのものをチタンに替えたりしています.車に使われている鉄ボルトをチタンに交換すると当然軽量化に貢献するのですが,果たして具体的にはどのくらいの燃費向上効果があるのでしょうか.今日はこれを計算してみましょう.

日本自動車工業会の調べでは「10kgの不要な荷物を載せて50km走ると,約0.015L(15cc)の燃料を浪費する」となっています.またJAFは同様の調査で「約30kgの荷物を積みっぱなしにすると,1000km走行したとき1L程度のガソリンを余分に浪費する」と試算しています.この両者を比べると,概ね重さに比例した燃料消費量と言えます(*).

さて,ではボルトの重さを考えてみましょう.チタン(Ti)の比重は4.51,鉄(Fe)やステンレス(SUS304)は7.9となっているので,同じ大きさならチタンにすることで43%の軽量化となります.実際の重さはサイズによって異なりますが,概ね M6×25 では鉄が7g,チタンだと4g程度,M8×40で21gだったのが12g,M10×25だと25gだったのが13g程度です.

バイクの方は結構替えているのですが,ここではクルマの試算をしたいので,クルマについて考えると,現在のところ,まだM8が4本,M6が3本程度です.従って,これによる軽量化は約45gとなります.(*)で示した計算より,日本自動車工業会の定数を用いますと,1.35×10-3[ml/km]の改善効果が見込めます.ちょっと分かりにくいので,燃費換算(1Lあたりの走行距離)に変換してみましょう.私のクルマは概ね 8km/l です.そしてこの値を鉄ボルトの場合だとします.チタンボルトに変更することで,1.08×10-2ml(8kmあたり)の節約効果がありますので,1.08×10-3%だけ余計に走れる,すなわち1Lのガソリンで 8.0000864km 走れるわけです.というわけで,結局,8.64cmだけ燃費が良くなると計算されます.これを満タン(例えば50L)で考えると,4.3mも余分に走れます.え?ほとんど無視できる数値じゃないかって???うーん,そうですかね〜.いや,でもうちのクルマは,クルマの前端や後端のボルトをチタンにしているんですよ.だからモーメントの関係で回頭性が......(お後がよろしいようで)


(*)
日本自動車工業会による計算では,
15ml÷(10kg × 50km) = 0.030[ml/kg⋅km]
JAFの計算では 
1000ml÷(30kg × 1000km) = 0.033[ml/kg⋅km]
従って,余分に消費する燃料は,余分に積み込む荷物の重さに概ね比例すると言えます.
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Commented by JQ1BWT at 2007-10-01 09:27 x
ビリーさんのところに入隊した方が、価格対効果比が高い場合が多いです。
そういうドライバーに限ってパーツでの軽量化に凝るという不思議な統計結果(※)が出ています。

※BWT Lab.
Commented by jq1ocr at 2007-10-01 12:36
ドライバーは究極のパーツなので軽量化が困難なのです.笑

ちなみに軽量化だとかいいつつ,(エセ)省エネパーツ付けて
重くなってる人もいますね.軽くなるのは自分の財布というところがミソ.
まあ財布もパーツだと思えば,軽いほうが良いのかな?笑
by jq1ocr | 2007-09-28 23:00 | 二輪車・四輪車 | Comments(2)