アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

信頼ならない電子機器

デジカメを最初に買ったときから,信頼できないという立場(というか,電気製品全体もあまり信じてない)なので,重要な写真はデジカメだけではなく,銀塩で複数,それも機械式のカメラを持参するようにしていますが,ここに書くような記事の写真に銀塩は手間も時間もかかるので,デジカメを使っています.それも安物ではなく,Ricoh の GR-Digital というコンパクトデジカメの中では高級機の部類に入るものです.しかし,先程バイクメンテの工程を撮影して記事を書こうと思っていたら,なんとデータが消えていました.撮影したメモリをPCに接続したら古いのしかないのでおかしいと思い.メモリを戻して撮影したところ,ちゃんとファイル名(番号)が increment されていたので,すっぽり抜け落ちてしまったことが確認されました.大ショックです.まさかこんなことになろうとは.....あ,そういえば父も大事な法事の写真が消えたとか言っていたので,私にも起きうる事故なわけで.....

もともと私がデジカメ不信論者であるのは,保存媒体の読み取り可能寿命がフィルムに比べて短すぎるということが主な理由でした.デジカメが普及し出してすぐに買ったときのデータは FD に入れていましたが,FD自体の劣化のみならず,そもそもFDD自体がうちにはいまありません.その次はCD-Rに焼きましたが,何枚かのCD-Rはすでに劣化して読めなくなっています.このようなメディアの寿命による画像の損失はデジカメには必ずついて回る問題です.これを回避するにはこまめに良質なプリントをとっておく以外にありません.

対してフィルムの場合も劣化は避けられない現象です.しかし,フィルムのいい点は,いきなりすべての映像が消失することはないことです.経年変化で少しずつ像はぼやけていきますが,ディジタルデータが一部損失して全部がデコードできなくなることを考えれば,これはかなりの利点と言えるでしょう.現在に残るフィルムでもっとも古いものは百年ほど前のものだと思います.しかしDVDに焼いたものが仮に百年もったとして,そのメディアからデータをとり出しデコードできる保証は何一つないのです.

そういえば前にもこんなことを書いたような気がしますが,さっきの事故で思わず書いてしまいました.しかし警鐘は何度鳴らしても,それに気づいてくれる人がいる限り無駄にはなりますまい.この齢で考えるようなことではないかもしれませんが,年齢を重ねて,いつか思い出にすがって生きざるを得なくなったとき,昔の写真がどれだけ励みになるか想像に難くありません.デジカメに100%移行して,そのあたりを将来すべてを失う人が実は結構いるんじゃないかと思うんです.将来このことは問題になるはずなので,みなさんもこまめな良質プリント,もしくは銀塩(カラーよりモノクロの方が保存性はとても高い)を少しは残しておくことをお勧めしたいと思います.
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Commented by JA3AVO at 2007-11-23 08:20 x
こん**は,
 去年まで仕事用はフィルムで撮っていましたが、今はCanonのD-20を使ってます。撮ったら、PCに移して外付けHDDにもバックアップしていますが、移す前に消えたらお手上げですね。
 フィルム(27枚)4~5本眠ってますが、使ってもらえませんか?
Commented by jq1ocr at 2007-11-24 02:16
使わないならいただきますが,送料が高くつくので,アイボールのときにでもよろしくお願いします.
Commented by BWT at 2007-11-26 00:12 x
A-dataのメディアは気をつけてください。(安いだけ)
私の友人も、撮影旅行の写真を失いましたから。

「写るんです」は偉大です。壊れない。
Commented by jq1ocr at 2007-11-26 14:16
近年は事情があって一応名の通った国産を使ってます.しかし,メディアって物理的な脆弱点はいまだ克服されてないですよね.企業ではその辺の研究をしているそうですが....まあデジカメより銀塩,銀塩より油絵,油絵より水墨画,水墨画より石版ですからね.この順番はそうそう変わらないでしょう.
by jq1ocr | 2007-11-23 01:44 | 徒然話 | Comments(4)