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一極集中を考える

ニュースで,28年ぶりに日本の10人に一人が東京都民になった,一極集中だ,と言っていました.要するに日本の人口の10%が東京に住んでいることになります.しかし,東京といっても広いですよね.少なくとも「一極」というには広すぎます.東京=江戸+(武蔵ー埼玉)なわけですから.特に関東在住者から見ると過密加減がよく分かりません.そんなわけで,より狭い都心の人口はどうか考えてみましょう.

ここでは「都心」の定義をいわゆる都心三区(千代田区,中央区,港区)に渋谷区を加えたものとします.この定義は私のバイブルである「こち亀」から引用しました[1].笑 この定義には多くの異論もありましょう.私自身も個人的には,渋谷が入るのに文京は入らないのか?とか思いますし.でも我らが「こち亀」がそう述べているので,ここではそういう定義でいきます.で,各区の人口は....
千代田区 43,660人(H17/10/1)
中央区 107,793人(H20/4/1)
港区 195,928人(H20/4/1)
渋谷区 196,458人(H20/2/29)
調査日が異なりますが,そんなには変わらないと思うので,今もこの人数だとしましょう.すると,都心に住む人口は 543,839人となります.東京全体の人口は約12,758,000人なので,都民に占める都心人口はたったの4.26%となります.東京の23人に一人が都心在住ということですね.

一方,23区全体では 8,711,953人(H20/1/1)なので,東京全体の68%が23区に集まっていることになるのです.すなわち,都心の人口はそれほど多くありませんが,その周辺部に人口が集中して分布しており,要するにドーナツ状の分布となっているわけです.

ですから「一極集中」という言い方は適切ではないと考えられます.ではなんと言いましょうか.カルデラ集中なんて如何でしょう.笑


[1]秋本治,”都会に暮らすの巻”,こちら葛飾区亀有公園前派出所,pp.105-124, vol. 159, 集英社, Apr. 2008.
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by jq1ocr | 2008-04-15 22:32 | 徒然話 | Comments(0)