九人の乙女
2008年 08月 16日
この碑には「皆さんこれが最後です.さようなら さようなら」と書かれており,読むだけで非常に心が痛みます.私がソ連という国が大嫌いな最大な理由がこの侵攻です.まあソ連が汚い国なのは分かってますよ.正面切って戦ったら負けるから,既に日本が確実に負けると分かってから侵攻し,どさくさ紛れに北方領土をふんだくろうという魂胆でしょう.そこまではぎりぎりあり得ても,白旗を揚げている人,それも軍使を射殺したり,民間人を残虐な方法で殺害したりするのは,人間ではあり得ない所業ですよね.
実はこの九人のうちの一人は私の大叔母です.祖母も電話交換手をしていましたから,事情は概ね分かっていたようです.このことを題材にして書かれた本がかなりいい加減(ストーリーも創作が多く入っていたり,写真の人名を間違っていたり,結構指摘しないといけない部分が多かったそうです)らしいのですが,祖母も3年ほど前に亡くなりました.正して欲しかったけど,祖母も疲れてしまったのだと思います.
さてこの話が日本テレビでドラマになって放送されるので,是非皆さん見てください.
日本テレビ開局55周年記念特別ドラマ
霧の火 -樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女たち-
2008年8月25日(月)夜9:00-11:18放送
(*)当時の電話は自動交換ではありませんから,交換手がいないと連絡が遮断されてしまいます.多くの人々が無事に避難するためにはどうしても通信回線が必要だったのです.なお,写真は wikipedia より引用させていただいております.
このような方たちの犠牲を忘れてはいけませんね?
私は昭和18年生まれですから、戦争の記憶ははっきりとは残っていないのですが、防空壕で良く泣いて母親を困らせたようです。合掌!
終戦後にも係わらず悲惨な事件があったことに心が痛みます。
このような事件は風化させてはいけないですね?
ただドラマの方は演出が少し雑で、特にドキュメンタリー化の部分?が今一でした。
もっと事実を掘り下げたストーリーが欲しかったなー?と思いました。