アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

死を招く数学

NHKスペシャルでアンコール放送ですが「100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~」というのをやっていました.これを見てまず思ったのは,これは戦争ドキュメンタリじゃないかということ,そしてポアンカレ予想の証明は優秀な数学者の死屍累々の山を築いてきたであろうことです.番組には成功した例しか出ていませんが,その裏には悲惨な事件がたくさんあったに違いありません.そしてこれを証明したペレリマンの悲劇(まだ現在進行形なので,悲劇と断言はできないかも知れませんが)を見ると,数学者にならなくてよかったと思いましたね.まあなったところで,あんな天才には生まれてませんが.苦笑

番組では分別のある数学者の話もあって,ある山に挑戦し,ある程度のところまでいって勇退した例もありますが,これは人が生まれてくるときに神様にもらった才能というのは有限であるということを理解したということを示しています.最後まで使い切ったときはまさに生ける屍になるのでしょう.ペレリマンは多分自分のやるべきことはすべて終わってしまい,自分は価値のない人間になってしまったと思ったのではないかと思いました.使い切って死ぬか,平々凡々と生きるか,どっちが人間は幸せなんでしょうかね.
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Commented by BWT at 2009-03-10 22:47 x
Walkmanに入れて見ました。
おもいっきりハマりました。こういうドキュメンタリーは大好きなのです。

たぶん、行方不明や自殺者も出ていたのではないでしょうか?
数学の恐ろしさを感じました。
その点、物理は気楽なもんですね。
Commented by jq1ocr at 2009-03-11 00:03
うーん,数学と物理は根っこでつながっていますから,物理でも同じように死人は出ていると思います.才能を使い切ったら終わりというのは工学も同じかも知れないと思っていたりします.だから,あれをみて他人事じゃないなと思ったんですよ.
Commented by BWT at 2009-03-11 09:05 x
なるほどね、確かに言われてみれば同じ学問ですしね。
研究者ってこうじゃなきゃ成り立たないのでしょうが、天才ってもしかしてとってもかわいそうな存在なのかもしれません。
凡人に生まれてよかった。

でも、私も同じことを考えるときがあります。私はエンジニア。テクノロジーの進歩についていけなくなったり、いろいろな実験が自分の手でできなくなった(身体的に)ら、自分の技術屋人生は終わりなのかなと感じています。学問を追及している人よりはずっと早い最後になるでしょう。そこで他の方向にスイッチできるか・・・ 自信無いなー。
by jq1ocr | 2009-03-09 23:16 | 徒然話 | Comments(3)