死を招く数学
2009年 03月 09日
番組では分別のある数学者の話もあって,ある山に挑戦し,ある程度のところまでいって勇退した例もありますが,これは人が生まれてくるときに神様にもらった才能というのは有限であるということを理解したということを示しています.最後まで使い切ったときはまさに生ける屍になるのでしょう.ペレリマンは多分自分のやるべきことはすべて終わってしまい,自分は価値のない人間になってしまったと思ったのではないかと思いました.使い切って死ぬか,平々凡々と生きるか,どっちが人間は幸せなんでしょうかね.
おもいっきりハマりました。こういうドキュメンタリーは大好きなのです。
たぶん、行方不明や自殺者も出ていたのではないでしょうか?
数学の恐ろしさを感じました。
その点、物理は気楽なもんですね。
研究者ってこうじゃなきゃ成り立たないのでしょうが、天才ってもしかしてとってもかわいそうな存在なのかもしれません。
凡人に生まれてよかった。
でも、私も同じことを考えるときがあります。私はエンジニア。テクノロジーの進歩についていけなくなったり、いろいろな実験が自分の手でできなくなった(身体的に)ら、自分の技術屋人生は終わりなのかなと感じています。学問を追及している人よりはずっと早い最後になるでしょう。そこで他の方向にスイッチできるか・・・ 自信無いなー。