ARISS
2009年 06月 07日
GP で聞いているので,軌道追尾も何もありません.QSB は伴っていますが,よく聞こえます.小学生からの質問に手短に答えていっている若田さん.これが宇宙ステーションからの電波なのか〜,すごいな〜と感動.でも実はBS放送のほうが遠く(*2)から電波がやってきてるのですよ.なのに,なんでこっちのほうがワクワクするのかなぁと思ったら,そうか,話し手が実際に宇宙にいるからなんですね.
これがきっかけで科学技術分野に進んで,日本のレベルを上げるような学者,技術者が将来何人かでも生まれたら,ARISSは成功と言えるのではないでしょうか.いいな〜,小学生は若田さんと交信できて.私も交信したいぞ.笑
ちなみにこのあと 2m の SSB って今どうなっているのかなぁと,下の方に下りていったらなんと中国 BD4QQ が聞こえました.宇宙は黙って聞いているしかなかったけど,これは呼ぶぞ〜と何回も呼んでみたのですがダメだったのであきらめました.しかし,相手は日本語ができるわけでもなさそうなのに,一方的に日本語で話している局が多いのに驚きました.相手はどこの局か分かってるのかなぁ.パイルになっているのに住所と名前を教えてくれとか言ってるのもいるし,相手は相手でロングコールで出たお尻を拾う傾向があったので,かなり(心理的に.苦笑)きつかったです.あとは f ずれしてレイト&ロングコールしている局が近くにいたので,コールバックもつぶされてダメダメ.まあイタリアよりは整然としてたか?(*3)苦笑
(*1)ARISS stands for Amateur Radio on the ISS (International Space Station)
(*2)ISS の軌道は高度およそ400kmなのに対し,BS放送で用いられている静止衛星の軌道は約36000kmと90倍も遠い.ちなみに宇宙空間の定義自体は現在のところ海抜100km以遠となっている.
(*3)KH0で運用したときに,指定しているのに平然と無視してくる局はイタリアが多かった経験から.偏見と思われるかも知れないけど,自分の中ではイタリアはトラウマになっていたりする.苦笑
【追記】ARISS の話はニュースになっていました.時事ドットコムの記事より
「UFO見たことありますか」=小中学生、若田さんと交信−兵庫
兵庫県川西市清和台の小中学生が6日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している宇宙飛行士の若田光一さんと無線で交信した。地元のアマチュア無線連盟のメンバーらが昨年夏ごろから企画。児童らと計17回にわたり勉強会を開くなどして、実現にこぎつけた。
質問できたのは、勉強会に参加した約120人のうち、感想文などで選ばれた23人。中学1年の男子生徒が「日本の建物は見えますか」と尋ねると、会場に設置されたスピーカーから「空港や滑走路、高層ビルの影などが見えます」と若田さんの声が会場に響いた。
小学6年の女子児童は「UFOを見たことはありますか」と質問。「見たことはありませんが、見たら写真を撮りたいです」との答えに笑いが広がった。
若田さんは「夢や目標をはっきり持って、失敗してもくじけずに頑張って」と呼び掛け、交信を終了した。(2009/06/06-20:37)