アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

Dilwale Dulhania Le Jayenge

またまたインド映画です.主人公 Raj は乗りの軽い金持ちのボンボン.対してヒロイン Simran は厳格な家庭に育った女性.二人は一ヶ月のヨーロッパ旅行で知りあい恋に落ちる.しかし,それを知った Simran の父 Baldev は怒り,彼の友人の息子(子供時代の許婚者)と結婚させる為にインドに行ってしまう.Raj も後を追い, Baldev に取り入り,なんとか Simran と結婚させてもらおうと悪戦苦闘するが.....という話.相変わらず歌と踊りが長く,起承転結の起承が異様に長く,転結は最後の数分なので結構つらい.
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Dilwale Dulhania Le Jayenge, Hindi Movie

ちなみに前作もだけど,字幕の調子が悪いのか,かなり抜けまくります.ヒンディ語はさすがに分からないので,想像して聞いてます.笑
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# by jq1ocr | 2007-08-15 01:20 | 映画 | Comments(0)

PND を付ける

買ったナビをどうやって付けようかと考えていまして,いろいろ売っているであろうライコランドにでも行こうかと思ったのですが,暑いのでドイト(近い)に行ってみました.同梱の取り付けキットをうまく活用して安上がりになる方法はないかと考えています.
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同梱取り付けキット

この取り付け具のアーム部分と,両面テープのついたベースはM5のトラスネジでとまっています.このネジはちょっと短いので,M5の40mmのトラスネジを買ってきました.これをバイクのリザーバキャップに付けてみましたら,こんな感じになりました.
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取り付けた様子

アーム部分の取り付けはこのようになっています.
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アーム取り付け部分

リザーバの強度が心配ですが,とりあえずこれで走ってみます.一応ハンドルバーに付ける為の金具をドイトあたりで買ってきて,もう一度しっかり付ける方法を検討する予定です.
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# by jq1ocr | 2007-08-13 16:02 | 二輪車・四輪車 | Comments(2)
宇宙誕生より現在まで140億年程度が経過していると現在の科学は説明していますが,仏教の世界では,この宇宙誕生はどのように説明されているのでしょうか.法華経では以下のように述べられているそうです[1]

「我仏を得てより来 経たる所の諸の劫数 無量百千万億載阿僧祇なり」

これは「この宇宙が成立してから,劫の無量百千万億載阿僧祇倍の時間が経過している」という意味なので,それぞれ

 無量 = 1068
  百 = 102
  千 = 103
  万 = 104
  億 = 108
  載 = 1044
阿僧祇 = 1056
であり,1劫は概ね4.850 x 1022[年]以上であると以前求めたので,これを使えば,
1068×102×103×104×108×1044×1056×4.850 x 1022=4.850 x 10207[年]
ということになります.科学による説明では1.4×1010[年]なので,3.46×10197倍も法華経による宇宙誕生のほうが古いことになるわけです.

見方を変えると,ここでいう時間単位(劫)自体が,意外に短いのかも知れません.法華経と科学の説明する宇宙誕生からの時間を等価とし,これをもとに,劫を計算し直すとすれば,
1[劫]=(1.4×1010)/10185[年]=1.4×10-175[年]=4.4×10-168[秒]
これは光が1.32×10-159[m]だけ進む時間です.陽子の大きさは概ね1.2×10-15[m]とされているので,非常に小さいです.電子の大きさは測定できていませんが,質量から強引に推測すれば(科学的にはあり得ない計算だが),9.8×10-17[m]ですが,これでもまだ大きい.非常に短い時間とされる刹那は1/75[秒],すなわち 1.3×10-2[秒]とされているので,宇宙時間から導くと,1刹那よりも1劫のほうがとてつもなく短い時間となります.なんかとてつもない矛盾を感じながらも,そんなこともふくめて「色即是空空即是色」と喝破するあたり,仏教の生まれたインドの奥深さを思い知る今日この頃なのでした.合掌

参考文献
[1]妙法蓮華経如来寿量品第十六
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# by jq1ocr | 2007-08-13 01:48 | 徒然話 | Comments(0)

GPS+αの受信機を考える

実はここ十年くらい使ってませんでしたが,知らない間に進化して,世の中にはいろんな機種があります.どれがいいのか全く分かりません.が,今のはレーダ波を受信したかどうか知らせるだけでなく,GPS情報からいろんな情報をとり出せるようになっているのですね.もう浦島太郎です.この秋はいろいろ出かけるつもりなので,その前に付けておきたいと思いまして検討中です.で,ディスコンですが安価なので候補にしているのが,ユピテルの機種.
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EG-S450

近所のお店で安く売っているようなので,勇んで行ったら「休業中」.....がっかり.友人たちはもっといいのを持っています.私はこのくらいでいいかなと思っているのですが,買えなかったのも何かの縁かも知れない.もうちょっと検討してみます.
【8/15追記】結局このモデルを買いました.こういうの初めて使うので,なんか面白いです.しかし,カーロケって見えるくらい近くないと反応しないのでしょうか?それともかなり間の空いた間歇送信なんでしょうか.3台くらい前にパトカーが見えたときに反応したので,「意味ないじゃん」って思ったのでした.苦笑 しかしさすがに都心部だと反応しっぱなしに近いくらい鳴りますね.マヒしちゃいそう.
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# by jq1ocr | 2007-08-13 00:55 | 二輪車・四輪車 | Comments(0)

PND を選ぶ

PND というのは,Personal Navigation Device のことで,ポータブルナビと言われたりもします.要するにカーナビの小さいもの,取り外しが容易であることが基本で,持ち歩きさえ出来たりするものもあります.日本ではカーナビはクルマにきちっと取り付けして,データ量も豊富,性能もいいものが普及していますが,海外ではもっと簡易な PND の方が売れていたりします.

さて何で私が PND を検討しているかといいますと,一つにはバイクに取り付けたい,ということ.もう一つはクルマに付いている DVD ナビが時々ハングしてしまって使えないことがあるので,二重化しておきたい,というのが理由です.DVD ナビも直せばいいのかも知れませんが,もう既に7年くらい経っているし,今更新しいのに交換しても車齢を考えると微妙なところです.ですので,バイクとの併用を考えて,PND にすることにしました.

PND をいろいろ調べていると.結構激戦区ですね.この世界では結構韓国が頑張っているらしく,手ごろな値段なモノもいろいろあります.しかし私の求める条件で考えていくと,三つに絞られてきました.

第一候補:SANYO ミニゴリラ NV-SB250DT
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第二候補:PONTUS EN-4500
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第三候補:CARPOINT XROAD RM-V4120
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実際にいじってみないと最終判断はつかないので,これから秋葉って見てきます.でもEN-4500の在庫は払底しているところが多いようで,実機が見られるかは分かりません.もしかしたら普通に買えるミニゴリラをおんぶして帰ってきちゃうかも.笑

【8/11夜追記】
結局行ったお店に在庫があった三洋にしてしまいました.あとの二つはなかったけど,あまりの暑さに別の店を探す元気もなく.....苦笑 でもまあそんなに悪くないかな?と思ってます.ただ,感度はそんなに良くないかも.韓国のが高感度なデバイスを使ってるらしいので,日本のも頑張って欲しいなぁ.
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# by jq1ocr | 2007-08-11 13:55 | 二輪車・四輪車 | Comments(0)

世の中で最大の数

手元の愛用の電卓は hp の 32SⅡ です.いろんな計算が出来ますけど,いつもは小遣い帳の計算に使ってます.笑 RPN(*1)しか使えない体なので,オーバースペックでもこれを使わざるを得ませんが,気に入って使ってるのでよしとします.さて,この電卓の扱える最大の数ってなんでしょうか.ちょっといじってみると....
1.0×10500
のようです.しかしなぜか直接この数字を入力することは出来ず,
9.999999999999999999999 E 499
のように入力して,この数を得ます.これに 1.0000001 でも乗ずると OVERFLOW の表示が出てきてしまいます.よって1.0×10500が最大の数ということになります.

さて,このような数字を実際に使う機会があるのか考えてみましょう.紙に書けば
1.0×10500
なんて大した数ではないような気がします.しかしどういう状況でこのような数字を使うでしょうか.とてつもなく大きな数字...すなわち「天文学的数字」というわけで,wikipediaを見ると....
観測可能な宇宙の質量 3×1052 [kg]
です.まだまだですね.ではこの宇宙に存在する原子数,いや,原子をさらに細かくして,陽子や中性子の数を考えてみましょう.単純化すると,原子質量単位(*2)で割ってみればだいたいよいわけなので,
宇宙の粒子数 3×1052 / 1.66×10-27 = 1.81×1079
うーん,これでもまだまだですね.ではこれらの粒子が質量欠損しすべてエネルギーになったとしたらどうでしょう.有名なアインシュタインの特殊相対性理論によると E=mc2 ですから,
E = 3×1052 × (3×108)2=2.7×1069 [J]
うーん,なんか小さくなってしまいました.素粒子物理学をかじっていれば,もうちょっと大きな数字も出せそうですが,いずれにしてもこの電卓の扱える最大値を超えることはなさそうです.ということは,この電卓を使っている限り,この世の中に起こりうる事象の計算の範囲で OVERFLOW することはない,ということになるのではないでしょうか.


(*1) RPN は Reverse Polish Notation (逆ポーランド記法) の略で,演算子を操作対象の数字の後に記述する記法です.例えば,
3 + 5 =
という通常使っている代数記法が,RPNでは
3 5 +
となります.意味分からん,と思う人も多いでしょうが,日本語では
35足す
と考えているわけですから,代数記法に一度変換することなく,直接入力することが出来るので,一度慣れてしまうと,みなさん RPN じゃないと使えなくなるという魔力(?)を持つ記法なんです.RPNを採用している電卓は通常hpの製品しか入手できないので,この所為で hp 以外使えなくなってしまった人(RPN患者)がどれだけ多いことか.....合掌 笑

(*2)原子質量単位とは原子の質量を表す単位で,炭素の同位体12Cの原子1個の質量の1/12と定義されています.具体的には 1.66×10-27[kg] です.
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# by jq1ocr | 2007-08-11 00:41 | 徒然話 | Comments(0)

html

Sさんから数字関係の話をリクエストされていましたが,今回は難しい話はしませんよ〜.笑

さて,今日は html の話.ここのブログってそのまま内容を普通のエディタみたいに打ってもいいのですが,入力時にいくつか tag が使えるように,入力フィールドの上に,ボタンが付いているんです.(他のブログサイトも似たようなものだと思うけど)下図みたいな感じ.
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入力画面

最初はそんなことにも気づかず(!),ただ単に文章を打っていたのですが,文章の一部を強調したいな,なんて思って試しにこのボタンを押してみたのです.すると, tag が自動的にペーストされるのです.言い方を変えれば,自分でその tag に文字を入れないといけないわけ.なんかなつかしい気分になりました.

私が初めて html に触れたのは1990年代前半でした.まさにこういうことをminor(*)として勉強していた頃です.そのころは html も生まれたてほやほやに近い時期だったし,実際に html を使って文書を作る場合は,みんな tag を直接入力していました.その頃,論文の執筆などで LaTeX を使っていたので,htmlはなんてラクチンなんだろうって思いました.そうこうしているうちに,ワープロのように打ち込んで,htmlを自動で吐き出してくれるソフトが出てきました.でも変(不要)な tag もいっぱい付いてきたりするので,最初は使ってませんでした.しかし,90年代も後半になると,htmlも次第に拡張してきて tag も覚えられなくなったし,試しに mac のおまけについていた pagemill を使ってみたら,なんとラクチンなことか.で,現在に至り, tag のことなどすっかり忘れてしまっていたのでした.

それをこんなきっかけで思い出すことになろうとは.昔の本は結構処分してしまったりしているので, web でどんな tag があったっけ,なんて探しながらボタンにない tag を使ったりしています.ちょっとプチマイブーム.笑

余談ですが,コメントの方には tag は使えないみたいです.残念.


(*)いわゆる主専攻(major)に対する副専攻.私の場合は電波工学系が major で,computer science とかは minor でした.今で言う internet も一般人がアクセスできる環境ではなかったですね.大学,研究機関などはつながっていたので,私はそこで使っていました.当時は一般家庭では「パソコン通信」全盛期だったんじゃないかなと.
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# by jq1ocr | 2007-08-10 08:22 | 徒然話 | Comments(2)

付録

昨日のファラデー回転の話で,計算はどうやったの?という質問をいただきましたので,今回はそれにお答えしましょう.

まず詳細は電磁気学を勉強してもらうとして,結果から言いますと,電波のファラデー回転における回転角度は,他の条件が同じなら,波長の二乗に比例します.ですので,非常に大きなファラデー回転が観測された例としてあげた「4GHzでは最大9°」のとき,2.4GHzにおいて推定される最大回転角度θf は,以下のようになります.

θf = (4/2.4)2× 9°=25°

同様に 10GHz におけるファラデー回転角は高々 0.5° となりますので,衛星放送などで用いられている X バンドから Ku バンドあたりの周波数では,ほとんどファラデー回転の影響は受けないことが分かります.ただし,アマチュア衛星でよく使われている V/UHF 帯では影響が大きいので,円偏波が便利です.(例えば440MHzではこの条件で,最大744°になりますので,偏波面がどの角度になるかほとんど予想できないことになります.)

さて,偏波面が 25° ずれた場合,電界強度は cos 25° [倍]となるので,これを dB で表すと,

20log10(cos 25°) = -0.85 [dB]

となるわけです.Sメータは1目盛6dB程度を基準にしているようなので,ほとんどSメータの針の振れには違いが出てこない程度となります.または10D-FBの同軸を通したとき,4m程度余分にケーブルがあるのと同じくらいとも言えます.

またこれも同様に 10GHz における影響を計算すると, -0.0003 [dB]になります.ほとんど検出できない差しか出てこなそうだということがおわかり戴けるかと思います.



(*)計算がこれでも分からないという方に解説(分かった人には蛇足)
電界強度が cos 25°[倍]となるのはいいですよね?電力はこの二乗で

(cos 25°) 2[倍]

これをdBにすると

10log10(cos 25°) 2 = -0.85[dB]

です.本文中では電力から求めるのではなく,電界からそのまま求めていますが,結果はもちろん同じですね.
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# by jq1ocr | 2007-08-10 00:44 | 徒然話 | Comments(2)

ファラデー回転の話

今日はインド哲学はお休みです.笑

某所でチャットしていましたら,衛星通信の話になりまして,あるOMが「アマチュア衛星は直線偏波を使っていると思う」とおっしゃっていました.通常は衛星地球間の通信ではファラデー回転という現象が起きます.これは,電離層を電波が通過するときに,地球磁場と電子の影響で,偏波面が回転をする現象です.そしてその現象の大きさは時間と場所で変化します.そんなことも一因で通常の衛星通信では,直線偏波ではなく円偏波を使うのですが,確かにアマチュア衛星の中には直線偏波を使っているのもあるらしいです.例えばAO-51の2.4GHzのダウンリンクは直線偏波らしいです.これは多分地上局側が2.4GHzの円偏波に対応したアンテナを用意するのが難しいことと,周波数が高いほどファラデー回転の影響が小さくなるためと考えられます.では実際はどのくらいなのか計算したくなりますね.笑 ファラデー回転の実例として4GHzでは最大9度の観測例があります[1]ので,ここから推測すると2.4GHzにおける最大回転角は25度となります.これを信号強度に変換すると,偏波面が既知の場合,最大でも 0.9dB 程度の落ち込みで済みますから2.4GHzにおけるファラデー回転の影響は大きくないと考えられます.しかし理由は後述しますが,実はアマチュア衛星でも多分円偏波の方が多数派ではないかと思います.

次いで,OMのお話の中で出てきたことで分からなかったのは「円偏波でも短時間で楕円偏波になったり直線偏波になったりすることがある」ということです.ファラデー回転ではその現象は説明できないと思うのですが,OMはもう寝る時間だということで話が終わってしまいました.で,自分で考えていてふと思いついたことがあります.それは衛星の姿勢です.
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観測者からみた衛星の相対的角度は変化する

あらかじめ言っておきますと,ちょっとこの図はオーバーです.観測者からみた衛星(アンテナ)の角度がどのように変化するかを説明するためのものなので,実際にこうなるというわけではありません.ただこの図のような姿勢がありうるとすれば,そのときの観測者から見た偏波面は以下のようになります.(左から Posture1,2,3に対応)
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観測者から見たアンテナと偏波面の関係

完全な円偏波に見えるのは,観測者とアンテナが正対している場合であって,傾いている場合には楕円偏波となります.またアンテナと観測者の位置関係によっては直線偏波に近くなることもあるでしょう.特に低軌道衛星の場合は使用時間を多く取ろうとするほど角度が大きく変化するので,このような現象はあり得るかと考えられます.ファラデー回転はある偏波面を消滅させるというような効果は持たないので,こうして考えてみますと,「円偏波でも短時間で楕円になったり直線になったりする」という現象は,ファラデー回転によるものではなく,「アンテナと観測者の角度関係に起因する」と言えそうです.

さて,前述していた「普通は衛星に円偏波を使う理由」ですが,ここまでの話でもお分かりと思います.低い周波数ではファラデー回転の影響が低減できるという作用もありますが,BS放送のような高い周波数ではこの影響が無視できるのにどちらも円偏波が多いですね.結局,円偏波が使われる理由は「衛星(アンテナ)側の制御が楽になる」ということだと思います.衛星通信の専門家や設計者のご意見は如何でしょうか?

参考文献
[1] 三輪進,加来信之:アンテナおよび電波伝搬,東京電機大学出版局,1999.
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# by jq1ocr | 2007-08-09 01:59 | 徒然話 | Comments(2)

劫の話

ここ数日インドづいていまして,ことあるごとにインドのことをいろいろ調べています.ところでインドといえば仏教が生まれたところですね.で,仏典の話を調べていると,未来永劫の「劫」(こう)の話が出てきました.

[劫]というのは時間の単位で,億年とか兆年では表現できないほどの長さだそうです.どのくらいかというと,「芥子劫(けしこう)」という話が出てきまして,縦横高さがそれぞれ1由旬(7km)の鉄で出来た大きな城に芥子粒を満たし,100年に一度,中の芥子粒を一粒取り出す.そして,その城の中の芥子粒を全て取り出しても1劫には達しないらしいです.

これではよく分からないので,仮にすべて取り出したときが1[劫]であると定義します.7[km]を城の内法とし,また芥子粒の大きさを直径0.5[mm]の球(それも剛体,要するにつぶれない)であるとします.問題となるのは芥子粒の入れ方ですが,ここではケプラーの球体充填問題を検討します.
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代表的な球体充填方法

同じ大きさの球を単純立体格子構造で充填すると,立方体に対する球体の体積(=充填率)は53%,面心立方格子だと74.04%です.この面心立方格子が長い間最高の充填率(最密充填構造)と考えられていました.しかし,これは規則的な配列の場合で,不規則な場合は分かっていませんでした.実は長い間この問題は数学における大きな課題の一つなのですが,50年ほど前に77.97%を超える配置がないことが C. A. Rogers によって証明されました[1]が,しかし,それは如何なる条件であってもこの密度を超えることがないということであって,その密度を実現できる,最密充填構造が存在する証明ではありません.実際に20年ほど前には77.84%が最密である証明がされています.しかしこれもその構造が明らかなわけではありません.そこでここでは,実際に構造が既知である面心立方格子を,実在する最密充填率として, 74.04% を採用します.

さて実際の計算に入りましょう.まず入れ物の体積 Vc を求めます.
Vc=70003=3.430 x 1011 [m3]
芥子粒の体積 Vp は球の半径を r とし
Vp=(4/3)πr3=5.236 x 10-10 [m3]
ですから,容器中の芥子粒の数 n
n= 0.7404Vc / Vp=4.850 x 1020
となります.100年に一粒とり出すので,
1[劫]=4.850 x 1022[年]
となります.接頭語は1024まで決まっており,それはY(ヨタ)です.そんな接頭語使うなんてヨタ話なんじゃないの?ということからヨタになった.というのはウソです(*1)が,そんな話は置いといて,1021はZ(ゼタ)なので,1[劫]=48.5[Zyear]ということが分かります.(仏典による劫の定義からすれば実はそれより長いのですが.)宇宙が生まれたのが140億年前だとすると,宇宙誕生から今までの346億倍以上の時間となります.

さてなぜこんな長い時間の単位があるかというと,仏の修行が完成するのに必要な時間を表現するのに使うそうです.また成仏には3[阿僧祇劫]が必要とされており,阿僧祇とは1064とか1056との説がありますが,ここでは1056を採用すれば,成仏には1.455 x 1079[年]必要だということになりますね.すなわち過去には仏の修行も,成仏した人もいないということになるのでしょうか.インドおそるべし,ですね.

そのまえに鉄の容器がそんなに持たないんじゃないかとか,芥子粒は剛体じゃないんじゃないかとか,全部出す前に地球は太陽に飲み込まれてしまうだろうとか,変な知恵をつけた現代人は思ったりしてしまうわけですね.でもそんなこともふくめて「色即是空空即是色」と喝破するあたり,哲学の盛んなインドの奥深さを思い知る今日この頃なのでした.

(*1)ヨタ話のヨタは,落語で与太郎という少し間の抜けた人物が登場する噺があることから.接頭語のヨタ(yotta)はイタリア語の8を表すottoに由来するotta(オタ)が語源.

参考文献
[1] C. A. Rogers,"The Packing of Equal Spheres,"Proceedings of the London Mathematical Society, s3-8, pp.609-620, 1958.
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# by jq1ocr | 2007-08-08 02:29 | 徒然話 | Comments(6)

Dil Ka Rishta

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Dil Ka Rishta, hindi movie

またまた連続でインド映画です.いやぁ,なかなか侮れませんなぁ.今回は Dil Ka Rishta です.内容は,金持ち息子の Jai が南アにやってきて,教師の Tia に一目惚れする.金に物を言わせて気を引こうとするが,彼女には Raj という金のない恋人が.... まもなく Raj と Tia は結婚するが, Jai は Tia のことを愛し続けている,といった感じの話.もちろんそのあといろんなことが起きるわけですが,なんでそんな結末なの?という感じもします.ちなみにインド映画のお約束,よく分からない歌と踊りはすごい.いや,正確には歌はよく分からないが,踊りは少なくともすごい.ハリウッドのB級映画より余程気合いが入っている.なんか最近インド映画がマイブームになりつつあります.笑

ちなみに主人公の二人は,個人的には Jai は Tom Cruise, Tia は Angelina Jolie にちょっと似てると思うんですが...インド人って日本人の想像するいわゆるインド人(黒い,ステレオタイプですが)もいれば,まるっきりCaucasian(コーカソイド,いわゆる白人はそう)じゃないか?というような人もいます.
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日本人の考える代表的なインド人像(信田缶詰の鯖カレーより)

映画の主人公は前回の ASOKA もそうですが,白い人が多いのかなぁ〜.白っぽい人はインドでは身分の高い人に多いらしいのですが,どんな民族構成なんでしょうね.いろんな歴史の上に成り立っていると思いますし,あとで書きますが,インドって奥深いなぁ.

【追記】wikipediaで見ると,インドって多民族ですが,実際にCaucasianが多いそうです.
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Neighbor-joining tree

推測するに,日本人の想像する黒いインド人って南インドに多く住むいわゆるDravidian(ドラヴィダ人)あたりのことらしい.カースト制度ではあとから入ってきたAryan(アーリア人,人種的には Caucasian)が司祭階級(ブラフミン),王侯貴族(クシャトリア),平民(ヴァイシャ)を独占し,Dravidian系の先住民族は賎民階級(シュードラ)に入れられたということなので,前述の「白っぽい人は身分が高い」というのは,ここに原点があったと考えられます.ただし,いわゆる天才的な学者はDravidianに多いらしく,また南インドにはIT企業が多いことから,映画俳優はCaucasian,実業界はDravidianってケースが多いのかな?と思います.
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# by jq1ocr | 2007-08-08 01:15 | 映画 | Comments(0)

ASOKA

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ASOKA, Hindi DVD

 もしかして生まれて初めて見るインド映画かも.アショカというのは,紀元前にインド統一をしたアショカ王のことで,仏教を保護した王としても有名です.
 内容は,主人公アショカは王位継承争いから逃げるように,放浪の旅に出る.そこで小雪似のヒロインと出会い結婚.すぐに「ハハキトク スグカエレ」の電報(うそ)が!帰っているときに,ヒロインを殺され(と思い込む),母も殺されたアショカは阿修羅となって以降戦い続け,領土を拡張する.カリンガに攻め込んでいるときに,カリンガ側に死んだと思っていたヒロインが!戦いが終わった戦場で二人は再会するが,それまでの行いを悔やみ,以後仏教の庇護者となる,というもの.
 インド映画といえば,なんだか意味不明な歌と踊りがてんこ盛りなんだろうと思っていたのですが,一応ストーリはあるようで,要所要所で踊っているものの,踊りっぱなしというわけではないのですね.笑 しかしなんで歌はあんなキンキン声なんでしょうかね〜.しゃべっているときは普通なのに....インドの歌ってみんなこうなんでしょうか.
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# by jq1ocr | 2007-08-06 20:51 | 映画 | Comments(0)

AJA ファイル作成中

学生時代に AJA-1000 を申請したきり,QSLの確認もログしかしてなかったのですが,今年になって思い立って整理することにしました.アワードも電子データを受け付けるようになったので,AJAのリストを現在電子化中です.まずは過去に申請した申請書のリストから電子化し,それが完成次第,たまりにたまったQSLの確認を行うことになります.今はまだリストの電子化を行っている最中で,北海道(01)からスタートし,今はようやく静岡(18)まで来ました.入力していると,この局のカードはこんな感じだったなぁとか思い出します.懐かしいですね〜.受け取ったカードは,こんなQSOをしたよな〜とか,みなさんのことを思い出しながら確認作業していたので,意外とおぼえているものです.hi ちなみに現在入力しているのは1980年代後半がほとんど.すなわち高校時代の整理を今ごろやってるわけです.大学時代も多少はやってましたが,それ以降はほとんど進んでないので,今が峠.あとはあっさり終わる予定です.そういえばログも学生時代はたくさん使っていたけど,今のログはなかなか終わりませんね〜.苦笑
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# by jq1ocr | 2007-08-06 08:09 | 徒然話 | Comments(0)
仕事もあって,フル参加が出来ないため,すっかり忘れていましたが,ローカルが移動しているはずだと思って聞くことにしました.そういえば,移動しないと固定局が呼べないのだった,ということを思い出して,クルマでモービルホイップから参加です.でもすぐに呼ばれなくなってしまいました.まわしてみてもあまり聞こえず...,やはりビルの合間はロケが悪すぎです.コンテスト中は運用場所を変えてはいけないので,これにて終了.苦笑 時間をすこしかけても,もうちょっといいところに行けば良かったかな〜.って,もう遅いけど.

13sta x 4mlt x 2 = 104pts

まあせっかく参加したので,ログは出しておこうと思います.
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# by jq1ocr | 2007-08-05 15:27 | コンテスト・移動運用 | Comments(0)

1.2GHz FM機を検討する

最近クラブで参加しているコンテストで,2.4GHzや5.6GHzにも出るようになりました.局数が稼げるわけではありませんが,マルチで優遇されているので,一応押さえておきたいバンドです.

現在はマキ電機のトランスバータ(以下TRVと記す)で出ていますが,これのIFは1200MHzにしています.理由は安いこと,バンク切り替えをしなくて済むことがあります.IFに430MHzを選ぶと,切り替えをしなければ10MHzしかカバーできませんが,1200MHzであれば40MHzカバーできます.TRV本体をアンテナ直下のポール上に設置しているので,切り替えは実際の運用上不可能で,単一バンクのカバーバンドは大きいほうが有利と考えたのです.

しかし,今から考えると,IFは430Mにしておけば良かったかなと.というのも,コンテストで使用されている帯域はそれほど広くないので,母機が430MHz(10MHz帯域)でも十分にカバーできるからです.おまけに現在では母機を新規に導入しようと思っても,1200MHzのFM機は選択肢がほとんどありません.今のところ1200MHzのモービル機をFT-2312とTM-541の2台を持っているのですが,一台はそのまま1200MHzに出るのに使用して,もう一台をTRVの母機にしています.そうすると,2.4Gと5.6Gのどちらかしか同時には出られません.TH-59(1.2Gのハンディ機)を持っていたはずなのですが,見つからなくなってしまいました.一台新規に購入しようと思ったのですが,固定機は大きいし,唯一のモービル機であるアイコムのID-1は高いし.....選択肢ってほんと,なくなりましたね.

そういえば,他に1.2Gに出られる無線機にC-701を持っていました.これを使う方法もありますが,1.2GHzでは100mW出力なので,TRVの入力段のATTを10dBほど小さいものに入れ替えないと,定格電力に達しません.

来年の6Dまでにという予定で,IC-910の導入を検討しているので,1.2GHzはこれに任せて,既存のモービル機はTRVの母機へ.そして,10G以上のTRVを導入する時は,母機(IF)を430Mにするようにしよう....と思ったら,上はIFが1.2Gのしかないですね.うーん,困ったな〜.
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# by jq1ocr | 2007-08-03 08:39 | 無線設備・レストア | Comments(0)