独断と偏見によるラジオの選び方
2011年 09月 30日
1. ソニーであること.やっぱり日本初のトランジスタラジオを開発したソニーを選んでしまいますね.地上の星♪が鳴り響きます.hi
2. 日本製であること.日本でまじめに物作りをしている人たちを応援したいというのは,単に立場的な問題ではないですよね.
この二つの条件を満たすものは,現在となっては十和田オーディオの国内工場で作っているモデル限定となります.Wikipedia によると,普通に日本で買えそうなラジオは以下の通りです.
ICR-N1(ラジオNIKKEI専用携帯ラジオ、アナログ選局)さらにディジタル選局ですと液晶を表示部に使いますが,これの寿命が気になるのでアナログを選びます.もちろんアナログのラジオでも今のは主要部分は IC ですから直せない故障もありますが,液晶パネルがダメになったばかりに使えない,ということはないですからね.私は短波は聞かないので,状況によって入らなかったりする周波数を聴取する必要がないため,ディジタルはいらないという考え方です.そうすると,もう4つしか選択肢がありません.
ICF-801(AM/FM2バンド普及型ホームラジオ、アナログ)
ICF-EX5MK2(AM/FM/ラジオNIKKEI・3バンド、アナログ)
ICR-S71(防滴防塵設計の野外作業用ラジオ、AM専用、アナログ)
ICF-SW7600GR(高級短波ラジオ、デジタル選局)
ICF-SW07(高級短波ラジオ、デジタル)
ICF-SW23(カセットケースサイズ短波ラジオ、アナログ)
ICF-801(AM/FM2バンド普及型ホームラジオ)普段使いにはスピーカーが大きい方が良いので,SW23 が落ち,あと3モデル.ここまで来ますと,全部持っていてもいいですね.
ICF-EX5MK2(AM/FM/ラジオNIKKEI・3バンド)
ICR-S71(防滴・防塵設計の野外作業用ラジオ、AM専用)
ICF-SW23(カセットケースサイズ短波ラジオ)
まず遠距離の AM を聞いて楽しんだりするなら ICF-EX5MK2.感度は一番良いし,側帯波に混信があっても除去できる同期検波機能も付いています.
また部屋で普段使うなら音質の良い ICF-801.選択度を低くしているので同調も容易ですが,感度はコンパクトモデルに比べて高いため,AMラジオでは隣国からの混信が気になる時間帯や地域があるかも知れません.筐体内の電源部にはトランスを内蔵しているので,電灯線に接続して,家で据え置いて聞くような使用法に最適です.もちろん電池駆動(単2 × 3)も可能です.(【追記】2017年に製造終了)
あとはアウトドアに ICR-S71 でしょうか.ICR-S71 は防滴防塵という機能があり,非常袋といっしょに持ち出すのに適していますが,私としては唯一 FM が付いていないところが残念に思います.でも感度も良いし,持ち出し用途には最適でしょう.(【追記】2014年に製造終了)
上に挙げたモデルのうちコンパクトモデルである ICF-SW23 以外は AM ラジオに必要なフェライトバーがかなり大きい(中でも EX5 は最大)ため,感度も良いです.小さいラジオはどうしてもフェライトバーが短いため,他の工夫により感度を上げたとしても限界があります.
ちなみにもしアナログにこだわらず,BCL もやってみたい,ということであればベストな選択はこれでしょう.
値段もしますが,全部入りといっていいです.私もいつかは欲しいと思いますが,BCL まで趣味を広げると大変だなぁと.hi
【2018/6追記】