仕事関係で電子情報通信学会の通信ソサイエティに所属しているのですが,最近はソサイエティマガジンが会誌と一緒に送られてきます.本誌よりも軽い話題が多くて楽しめる雑誌なのですが,単品を本屋さんでも買えるみたいです.その今月号はこれ.
小特集がなんと「今時のアマチュア無線」です.内容はまず電通大の芳野先生(JA1XF)がアマチュア無線の歴史から現状まで,次いで JARL事務局長の大橋さんが非常通信の概要,電通大(現在は日本無線協会)の三木先生(JA1CIN)が東日本大震災での非常通信のエピソードや子供達への教育,いくつかの新技術の概要,またケンウッドの鳥井さん,AORの西村さんがそれぞれ受信機の技術的な話を書かれて,最後にJARDがアマチュア無線のはじめ方をまとめています.当然読者層が CQ とは違うので,同じアマチュア無線を題材にしていても切り口が違います.これを読んで新しく始めるという人はあまりいないかも知れませんが,それでもこの業界にいる人だとおもしろいと思う人は多いのではないかと思います.