マイクケーブルを考える
2013年 01月 12日
昔のマイクケーブルを見ると,MIC に対して MIC GND,PTT に対して PTT GND がアサインされているものもありましたが,このペアはシールド線の芯線と網線になっていました.このことは UTP ケーブルではツイストしてあるペアに相当します.マイクケーブルも LAN ケーブルも8芯ですから,少なくとも長さが短ければあまりペアに対しても厳密に考えずに済むはずですが,念のためにそれぞれのアサインを復習してみましょう.
まずは八重洲の8ピンモジュラーのアサインから
1 DOWN次いで Ethernet RJ45 1000Base-T のアサイン
2 UP
3 +5V
4 MIC GND
5 MIC
6 PTT
7 GND
8 FAST
1 BI_DA+すなわち,1-2, 3-6, 4-5, 7-8 がペアになっているわけです.仮に T568A/B で結線されている LAN ケーブルをマイクケーブルとして用いた場合,
2 BI_DA-
3 BI_DB+
4 BI_DC+
5 BI_DC-
6 BI_DB-
7 BI_DD+
8 BI_DD-
DOWN - UPというペアになります.一番気になる MIC は MIC GND とペアになっていること,PTT は GND ではありませんが,steady なラインとペアになっていることから,LANケーブルをマイク中継ケーブルにしても問題は少なそうだという推測が出来ます.大丈夫だとは思いますが,問題が起きたら純正ケーブル(6mもあるのですが)を使えばいいので,とりあえずはこれでいってみることにしました.
+5V - PTT
MICGND - MIC
GND - FAST