FT-857 改造計画
2013年 01月 23日
というのも,マニュアルには
「コリンズSSBフィルタ」と「コリンズCWフィルタ(500Hz)」または「コリンズCWフィルタ(300Hz)」を取り付けることが出来ます.(一部記載省略)と書いてあるので,SSB フィルタ一つとCWフィルタの300Hzか500Hzのいずれか一つの計二つが使えるという風に読めますが,実際の操作メニューを見る限りは,MFn の A:セラミックフィルタを選択,B: FIL1 に取り付けられたフィルタを選択,C:FIL2 に取り付けられたフィルタを選択 という3通りの中から選ぶしかないため,FIL1 と FIL2 に 300Hz と 500Hz を入れても動かない理屈はないのです.回路的にもこうですし.
また SSB/CW のそれぞれに NARROW モードがあって,SSB の NARROW なら FIL1,CW の NARROW なら FIL2 を選ぶようになるというならまだ分かるのですが,FT-857DM の NAR ボタンは,FMモードの時の NARROW FM にしか使えないという変な仕様.おまけにオプションのメカニカルフィルタは 2300Hz ですが,元々のセラミックフィルタは 2200Hz なのです.もちろん特性が異なるので,入れて無意味とは言いませんが,重要性から言えば,500Hz, 300Hz, 2300Hz の順か,300Hz, 500Hz, 2300Hz の順になりますから,2個しかない貴重なスロットのうちの一つを 2300Hz で埋めてしまったのは残念なことです.
そこで今考えているのが,もともと付いている SSB/CW 用のセラミックフィルタ CFJ455K14 を撤去し,そこに 2300Hz フィルタをいれ,空いたスロットに 500Hz を入れるという作戦です.そのために Rockwell Collins の 526-8693-010 (455kHz/500Hz)を発注してあります.
実は発注してから,この作戦の妥当性を検討するためこちらの作業をしたのでありました.笑 考え方も記事も順番が逆なので,合わせると順当な流れに見えますが.....笑
【追記】改造は中止しました.顛末はこちら.