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by jq1ocr

トラ技の付録を組み立ててみる

先ほど書いたように今月号のトラ技の付録である LPC810 と実験用のミニ基板ですが,手持ちの部品で早速組み立ててみました.
トラ技の付録を組み立ててみる_d0106518_034129.jpg
記事の部品表には抵抗は 1/4 W と書いてありますが,通常サイズの 1/4 W は寝かせてつけると足をギリ折りしても間隔 300mil は必要です.ところが付録基板は 200mil しか空いていません.ですので,1/6 W を使いました(千石やマルツで売ってる小型品なら入るのでしょうが,買うまでもないので…).LED は電源が 3.3V なのに 470Ωも入って青が指定されています.そんな VF の小さな青があるのかなと思ったのですが,手持ちの青は 5mm の OSUB5161A-PQ (高輝度)しかありません.VF は 3.0〜3.2V と書いてあります.もっと小さいのを買ってきてもよいのですが,とりあえず現物を測ってみたら VF =2.77V @5mA でした.3.3V かければ 470Ωでも 1mA くらい流れますし,そのくらいの電流であれば,VF も更に下がるので,もう少し多く流れるでしょう.高輝度で光らせるのが目的ではないので,抵抗値も含めてこれでよいことにします.

ミニ実験基板は LCD と AD/DA 以外に三つの TWI デバイスが付くようになっていて,いずれも DIP8 の形で載るようになっています.これらを見ると,設定ピンが GND に落ちるか,open か,VDD に接続されるかというパターンが場所によって違うようです.逆に言えば,VDD,GND, SCL, SDA は同じピン番号なので,これに合わせて部品をつければ,いろんな TWI デバイスが試せるわけですね.

ところで LPC810 は DIP8 で,AVR で言えば,tiny13 に対応する存在ですね.比較しますと flash は 1kB→4kB,RAMも 64B→1kB とかなり差をつけていますが,値段は50円→80円とそれほど差がなく AVR にとってはかなり手強いでしょう.もう一つ上の DIP になると LPC は 28ピンの 1114 になります.これに対応するのは mega328 だと思いますが,AVR の方が優れているのは,EEPROM を 1kB 搭載していることと,300mil とスリムなこと.しかし他は値段も含めて LPC の方が優れていそうに思います.

現時点では AVR しか使っていませんが,林檎上での開発環境の使い勝手によっては,今後 LPC への移行も視野に入れて勉強しようと思いました.
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by jq1ocr | 2014-01-10 23:10 | マイコン・電子工作 | Comments(0)