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NCVEC Quick-Form 605 の書き方

FCC 試験を受けるときに提出する Form 605 がうまく書けてない人が多いという話なので,説明してみます.この書類は試験後 VEC に送付した後,向こうの人がこれを見て入力するという「台帳」ですので,明確に分かるように丁寧に書かなければなりません.もちろん受付時点で明確な間違いを見つけたら指摘するとしても,乱暴に書いた結果向こうで手違いがあっても,それは受験者の責任です.ですから VE チームとしてはそのまま送ればよいはずですが,うちのチームは,せっかく受けたのに不利益になるのは気の毒だと,かなりじっくりと書類に目を通しているようです.なので受験される方も,きちんと丁寧に書いていただきたいと思います.

前置きはこのくらいにして,山田太郎さん(Taro Yamada)が,初めて,もしくは過去に合格したエレメントが何もない状態(要するに免許がない)で受けるとします.
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まず初段から.最初は名前です. PRINT LAST NAME とありますが,PRINT は「活字体」で書くと言うことです.そして,LAST NAME は苗字です.ですから,YAMADA と書けばOK.もちろん Yamada でも構いません.First Name は下の名前です.Initial はミドルネームがある場合なので,普通の日本人は空白です.右はコールサインですが,初受験で米国コールは持ってないければ,ここは空白です.持っている場合は,ここに記入します.当たり前ですが日本のコールサインは関係ないですからね.

2段目です.Mailing Address ですが,これは市(city)の前の部分を記入します.ここでは 123 Montague St. と書いてあります.アパートなどに住んでいる場合,その部屋番号が #456 だったら, 123 Montague St., #456 となります.このあたりよく分からない方は,正確な(間違いようのない)書き方をしかるべき(要するにそこに住んでいる)人に聞いておいてください.その右は SSN か FRN です.在米していた方は SSN も持っていると思いますが,ULS での検索では使えないので,ここでは FRN を書いておいたほうがよいと思います.(SSN は関係ない場所に出すべき性質のものではないと思います.マイナンバーと同じですからね.)

3段目.最初は city ですね.もちろん市の名前を書きます.ただニューヨーク市の場合はちょっと特殊で,市の中に5つの区がありますが,その区の名前をここに書きます.なので,ここでは Brooklyn と書いてあります.(NYCの区の一つ)Queens はもっと特殊で,その中の地域の名前を書くので,Queens という語は住所に入りません.(city欄)Flushingのようになります.State code は2桁の英字です.New York だったら NY ですね.zip code は5桁-4桁の計9桁でも構わないのですが,別の書類で欄が小さくて書きにくいことがあるので,ここは5桁を推奨します.e-mail は書いても書かなくても,どっちでもOKですが,書類に何か問題があったらもしかしたらメールで来るかも知れませんので,書いておく方が良いかもしれませんね.

4段目,電話番号ですが,日本で受ける人はアメリカに電話が掛かってもとれないと思うので,空白でOKです.FAXも同様.

その下です.応募者の種別は個人(individual) なので,ここにチェックマークをいれます.このとき日本人は ✓ の人が多いですが,その下に書いてあるように(mark an X)米国では X を付ける方が普通なので, X で書いておきましょう.

その下の何に応募するかは,今回初めて受けると言うことで, Examination for a new license grant にチェック(Xマーク)を入れます.もしすでにコールサインの発給を受けているのであれば,その下の upgrade の方にチェックします.

さらにその下ですが,X の所にサイン(署名)を入れます.能力がなくて書けない(要するに幼いとか)という人以外は,サインを活字体でするのは避けるべきです.書類によると do not type or print と書いてある場合もあることから意図は理解できるでしょう.漢字でのサインでも構いませんが,その場合は試験セッション中に記入する他の書類(具体的には解答用紙やCSCEなど)も全て同じサインでする必要があります.私の経験からは米国で使用する文書にするサインは英字で行っておく方が無難です(何かあっても英語できちんと説明できるなら関係ない.でもそんな人ならこんな説明自体が要らないでしょう).昔,605 は漢字,解答用紙は活字体,CSCE は筆記体,なんていう器用な人がいたらしいですが,Singnature は「記名」ではないのです.日付は月/日/年のスタイルです.11/25/2015, 11/25/15, 11-25-15 などです.

なおその下の SECTION 2 は書いてある通り,VE によって記入される部分なので何も書かないでください.

とまあ,こんな感じに記入して持ってきてもらえば,すんなり試験が開始できます.東京チームの場合は 605 を事前にお送りしてあります.これは記入して持ってきてもらうためです.何も書かずに持ってくる方がたまにおられるようですが,それなら会場で配れば済む話ですよね.どう書けば良いか分からないので聞きたい,というのであれば,その部分だけあけてきても構いませんが,相談を受けてもこちらでは分からない内容もありますから,事前にご自分でお調べになることをお勧めします.


【おまけ】NY市内の住所の基本的な書き方
(1)New York 州 New York 市 Brooklyn 区 Atlantic Avenue 通り 123番地456号室
→ 123 Atlantic Ave., 456, Brooklyn, NY
(2)New York 州 New York 市 Queens 区 Astoria 町 12 Street 通り 100番地
→100 12th St., Astoria, NY
(3)New York 州 New York 市 Manhattan 区 Fifth Avenue 通り 1234番地567号室
→1234 5th Ave., #567, New York, NY
(4)New York 州 New York 市 the Bronx 区 East 148th Street 通り 200番地
→200 E 148 St., Bronx, NY

【その他のトリビア】
・Avenue は Ave. でもいいし,Av. でもOK.
・5th Ave. は Fifth Av. や th を外して 5 Av. でもよい.ただし番地と離して書くこと.
・NY の中で Manhattan だけは New York, NY となる.偉いんじゃなくて(笑)もともと New York County だから.
・区の中で Bronx だけ the がつくが,住所では書かない.(county は the がつかない)
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by jq1ocr | 2015-10-03 22:00 | 資格・免許 | Comments(0)