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by jq1ocr

LED電球の故障原因を考える

先日壊れた Panasonic の LED 電球 (LDA6L-E17/BH) ですが,症状としてはチカチカしたり消えたりといった感じでした.LED の素子自体は死んでいないかも知れないので何かに使えるかも?という期待もあるし,故障原因が分かるかも知れないので分解してみることにしました.

しかし製品をじっくり観察しても分解の足がかりがなかなかありません.一番簡単にアプローチできそうなのが電極部だったので,ここを切り開いていくことにしました.
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当然電線は中心電極と口金(周囲の電極)で二本あります.中心はちゃんとついているようですが,なんと口金側がつながっていません.拡大してみましょう.
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分かりますかね?溝に置かれた電線が口金内部に軽く触っているだけの導通なのです.使用時にはある程度の温度になるはずですから,金属表面の酸化し黒ずんできますし,最終的には導通したりしなかったりということになるのではないでしょうか.これは製品自体の欠陥ではないのかなぁ?

ただこれが偶発的なものなのであれば,品質管理上の問題はあるものの,たまたま外れだったということで済ませられるかも知れませんが,もしこれが最初からの設計であるとすれば,今後も同じトラブルは起きる可能性が高いですよね.とりあえず他に壊れて外したのがどこかに仕舞ってあるはずなので,それも分解してから判断しましょう.

というわけで,故障原因らしきが推定できたところで,分解を続けてます.

どうやっても下からは難しそうに見えたので,ガラスを割ってみました.
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ネジ留めされていますね.ここを外すと欲しかった素子が外れます.
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セラミック基板ですかね.電子工作で使うようなLED素子としては見たことがない形です.
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半導体アナライザにかけてみましょう.
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ピピッと終了.
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VF が 2.3V@5mA ですか.なんか思ったより低いですね.それに気になるのが,赤がアノード,青がカソードとでていることです.基板には++のマークがあり,そっちに青をつないだのですが....なんとなく逆電圧保護のダイオードでもついていて,それを見てる気がしますね.まああとで調べましょう.

分解を続けます.ガラスの破片が危ないので,そこをこじっていくとフランジ部分がボロボロととれていき,最終的にはここまでいきました.
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前から見るとこんな感じです.アルミダイキャストですかね?
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放熱のために,こんな構造になっているのでしょう.フライス跡が見えますが,型についてるのかな?

下の部分がどうにも外れないので,万力で下の部分を挟んでいったらぽろっととれました.
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あらら,基板が欲しいだけなら,こっちが近道だったようです.苦笑.

基板が引き出せます.半田面を見るとこんな感じ.
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部品面はこうです.
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ぱっと見た感じではあんまりきれいではないように見えますが,一番足の速そうな電解コンデンサ(105℃品)の ESR を測っても劣化は見えないし,さすが天下の Panasonic ですから設計はちゃんとしてるように感じます.ただあの電線だけが納得できませんが....苦笑

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by jq1ocr | 2017-10-23 21:00 | マイコン・電子工作 | Comments(0)