目の前に Sodick という会社の工作機械が入ってるのですが,今回初めて近くで見せてもらいました.
でっかい3Dプリンタです.金属の粉をレーザーで焼結しながらミリングも出来るらしい.どういうことかというと,3Dプリンタ本体は積層方向の分解能が 50um らしいのですが,そうすると仕上がりってサラサラした感じのつや消しなんですね.これがミリングすることでピカピカになるそうなのです.別にピカピカにするのが目的なわけではなくて,3Dプリンタだけでは出来ない加工が可能になるということなのでしょうけど,世の中にはいろんな需要があるわけですねぇ.ちなみに酸化しやすい金属は使えないらしいので,アルミとかチタンは不適だそうです.ガス溶接みたいに,酸素を遮断して製作するようにはなってないってことですね.
私でも頼めば何か作ってくれるみたいですが,値段は聞きませんでした.多分結構お高いと思います.ただ仕事で使うなら,他の工作機械では作れないような形状も作れるので,そっちが専門の方には羨ましい機械なんでしょうね.