人気ブログランキング | 話題のタグを見る

金銭上の利益のためだけでなく、専ら個人的な興味によって行う自己満足、通信及び技術的遊戯のための備忘的ブログです。


by jq1ocr

【モールスラーニング】組み立て

モールスラーニングは A1 CLUB が頒布するモールス受信練習機のキットです.直近では今週末のハムフェアにおいて販売される予定になっています.一足お先にβ版を使って組み立ててみましょう.中にはこのような部品が入っていますね.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23050176.jpg
電池ケースの中にかなり部品が入っているので気をつけましょう.上の写真で説明しますと,順に

1. AVR マイコン
2. ICソケット
3. イヤホンジャック
4. タクトスイッチ 3個
5. ドットマトリクス表示器
6. 半固定抵抗(イヤホン音量調整用)
7. スイッチ付き電池ケース(単三電池は別途2本用意)
8. 専用基板
9. 積層セラミックコンデンサ
10. 抵抗150Ω 7本
11. 抵抗10kΩ 1本
12. 圧電ブザー

となっています.基本的には背の低い順に基板に半田付けするのが基本です.これは背の高いものを先につけると,低いものが基板を裏返したときに脱落するなどしてつけにくくなるという理由です.ここではまず IC ソケットからやってみましょう.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23051490.jpg
向きに気をつけてください.端の一個だけ半田付けしてみて,ちゃんと水平が出ているか確認しましょう.複数付けてから斜めってることに気づいても直すのが大変だからです.ソケットの後は積層セラミックコンデンサをつけてみましょうか.これは極性はありません.差し込んでから落ちないように足を広げるといいですね.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23052200.jpg
で,半田付け.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23055574.jpg
余ったリードは切り取ります.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23061022.jpg
OKですね.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23061909.jpg
部品面にはちゃんとコンデンサがついてますね.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23063155.jpg
次はドットマトリクス表示器にしてみましょうか.これには向きがあります.側面に文字が見えているほうの左側が1番ピンです.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23064327.jpg
これも最初に端の一カ所だけ半田付けしてみて,部品が平行についたかを確認します.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23074518.jpg
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23070268.jpg

斜めになっていたら,部品を押さえながら半田を溶かすなどしてまっすぐにします.まっすぐだったら全ピン半田付けして,余分なリードは切り取ります.次は150Ω(R1-R7)の抵抗にいきましょう.カラーコードは茶緑茶金で7本あります.一本しか入ってない RL(10kΩ) は混同しないようによけておきましょう.スペース的に立ててつけることになるので,下のようにリードを折り曲げます.極性はありませんが,金帯(誤差を示す)が下になるよう揃えておくとあとで見やすいです.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23080436.jpg
それを R1 から R7 までの7本差し込みます.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23081431.jpg
裏側は足を広げて落ちないようにしましょう.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23082467.jpg
で,半田付けして,余分なリードを切り取ります.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23083385.jpg
RL 10kΩ(茶黒橙金)は前の抵抗とは直角に入ります.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23084330.jpg
半固定抵抗は真ん中の足が遠い方の穴に入ると思います.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23085430.jpg
要するにこの三カ所を半田付けですね.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23090108.jpg
ブザー(極性なし)やイヤホンジャックも所定の位置に取り付けます.タクトスイッチは三個このような向きで付きます.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23091379.jpg
あとは電池ケースからの赤黒ケーブルを半田付けして作業終了.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23092847.jpg
こんな感じに半田付けされていると思います.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23093753.jpg
最後にマイコンをソケットにつけます.方向を間違わないように.この向きだと右に切り欠きが来ます.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23094742.jpg
別途用意した電池を入れて,スイッチを入れます.真ん中の SET ボタンを押すとランダムにモールスコードが聞こえてきて,次にアルファベットが表示されるはずです.
【モールスラーニング】組み立て_d0106518_23095749.jpg
これで組み立て終了です.

使い方に関しては SET を押しながら電源を入れると設定モードに入り,up/down で選択,SET で決定.その後もう一度 SET を押すと動作開始となります.動作中には1文字送出するごとに速度調整が入ります.このときに up/down を押していると速度が変わります.微調整なので自分の好きな速度に出来ますが,大幅に変更したいときは SET と同時に up/down を押してください.

なお設定モードに入らずにそのまま SET を押すと,前回使用したときの設定で動作を開始します.

Commented by ちょうちんとつりがね at 2019-01-03 15:18 x
初めて投稿します。
こちらの記事を教科書にモールスラーニング組み立てました。
分かりやすく書いていただき無事組立できました。
ありがとうございました。
CWのスキルもビギナーですので、努力したいと思います。
Commented by jq1ocr at 2019-01-04 22:25
ちょうちんとつりがねさん

楽しんでいただければ幸いです.私もCWはビギナーレベルなので,これで練習しなければ!と思いつつ,なかなか飽きっぽい性分なもので.苦笑
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by jq1ocr | 2018-08-20 21:30 | マイコン・電子工作 | Comments(2)