モールスラーニングは A1 CLUB が頒布するモールス受信練習機のキットです.直近では今週末のハムフェアにおいて販売される予定になっています.一足お先にβ版を使って組み立ててみましょう.中にはこのような部品が入っていますね.
電池ケースの中にかなり部品が入っているので気をつけましょう.上の写真で説明しますと,順に
1. AVR マイコン
2. ICソケット
3. イヤホンジャック
4. タクトスイッチ 3個
5. ドットマトリクス表示器
6. 半固定抵抗(イヤホン音量調整用)
7. スイッチ付き電池ケース(単三電池は別途2本用意)
8. 専用基板
9. 積層セラミックコンデンサ
10. 抵抗150Ω 7本
11. 抵抗10kΩ 1本
12. 圧電ブザー
となっています.基本的には背の低い順に基板に半田付けするのが基本です.これは背の高いものを先につけると,低いものが基板を裏返したときに脱落するなどしてつけにくくなるという理由です.ここではまず IC ソケットからやってみましょう.
向きに気をつけてください.端の一個だけ半田付けしてみて,ちゃんと水平が出ているか確認しましょう.複数付けてから斜めってることに気づいても直すのが大変だからです.ソケットの後は積層セラミックコンデンサをつけてみましょうか.これは極性はありません.差し込んでから落ちないように足を広げるといいですね.
で,半田付け.
余ったリードは切り取ります.
OKですね.
部品面にはちゃんとコンデンサがついてますね.
次はドットマトリクス表示器にしてみましょうか.これには向きがあります.側面に文字が見えているほうの左側が1番ピンです.
これも最初に端の一カ所だけ半田付けしてみて,部品が平行についたかを確認します.
斜めになっていたら,部品を押さえながら半田を溶かすなどしてまっすぐにします.まっすぐだったら全ピン半田付けして,余分なリードは切り取ります.次は150Ω(R1-R7)の抵抗にいきましょう.カラーコードは茶緑茶金で7本あります.一本しか入ってない RL(10kΩ) は混同しないようによけておきましょう.スペース的に立ててつけることになるので,下のようにリードを折り曲げます.極性はありませんが,金帯(誤差を示す)が下になるよう揃えておくとあとで見やすいです.
それを R1 から R7 までの7本差し込みます.
裏側は足を広げて落ちないようにしましょう.
で,半田付けして,余分なリードを切り取ります.
RL 10kΩ(茶黒橙金)は前の抵抗とは直角に入ります.
半固定抵抗は真ん中の足が遠い方の穴に入ると思います.
要するにこの三カ所を半田付けですね.
ブザー(極性なし)やイヤホンジャックも所定の位置に取り付けます.タクトスイッチは三個このような向きで付きます.
あとは電池ケースからの赤黒ケーブルを半田付けして作業終了.
こんな感じに半田付けされていると思います.
最後にマイコンをソケットにつけます.方向を間違わないように.この向きだと右に切り欠きが来ます.
別途用意した電池を入れて,スイッチを入れます.真ん中の SET ボタンを押すとランダムにモールスコードが聞こえてきて,次にアルファベットが表示されるはずです.
これで組み立て終了です.
使い方に関しては SET を押しながら電源を入れると設定モードに入り,up/down で選択,SET で決定.その後もう一度 SET を押すと動作開始となります.動作中には1文字送出するごとに速度調整が入ります.このときに up/down を押していると速度が変わります.微調整なので自分の好きな速度に出来ますが,大幅に変更したいときは SET と同時に up/down を押してください.
なお設定モードに入らずにそのまま SET を押すと,前回使用したときの設定で動作を開始します.