こんなセミナーに行ったわけですね.
本題は別なのですが,教材として ESP32 を使ってまして,それで MicroPython しました.私は長年 C しか使ってないし,ESP32 も Arduino IDE でいいじゃないかとか思ってるのですが,周りの先生が Python がどうのとお話しされていたので,若干の興味はありました.MicroPython はこれのサブセットだと思うので,これを使っておけば少しは Python 触りましたって言えるかなと思いまして.笑
前述のセミナーでは Windows 機をお借りして受講したのですが,うちに帰れば Mac しかありませんから,これでなんとかしたいと思います.幸い検索すると実際にいじってる先達がおられるので,自分なりに解釈して挑戦してみました.結論から言うとセミナーの内容はほぼ Mac でも実現出来るものでした.が,それは追々.今回は通信するまでのお話です.
必要な手順は以下の通りです.
1. ESP32 用のファームウェアをダウンロードする
micropython.org にある esp32-20190325-v1.10-230-ge0c6dfe90.bin をダウンロードします.ファイル名は現時点での最新ですから,この記事を読む頃にはもっと新しいのになってると思います.このファイルはホームディレクトリなど path の通ったところに置いておきます.
2. pip をインストールする
書き込みツールをパッケージとして簡単にインストールするために,まずは pip を入れます.いくつか方法がありますので調べてみてください.
3. esptool をインストールする
pip を使ってファームウェアを書き込むためのツールである esptool をインストールします.
4. ESP32 を USB で接続
ケーブルをつないでから,それがどこにつながっているか確認(ls /dev)します.うちでは tty.SLAB_USBtoUART でした.
見つからない場合はドライバ(CP210x USB to UART Bridge VCP Driver)も入れます.
5. ファームウェアを ESP32 に書き込む
esptool.py を使ってファームウェアをアップロードします.
esptool.py --chip esp32 --port /dev/tty.SLAB_USBtoUART write_flash -z 0x1000 esp32-20190325-v1.10-230-ge0c6dfe90.bin
6. 通信出来ているか確認する
screen /dev/tty.SLAB_USBtoUART 115200
で,ターミナルが通信出来ているか確認出来ます.変化がなければ return を一回押してみましょう.ESP32 からの REPL プロンプト(>>>)が表示されていれば通信できています.お約束ですが,print('hello, world') といれてみましょう.
こんな感じに返ってくればOKですね.
つづく↓