釣りに関係した小説などを図書館で借りて読んでいます.今回借りたのはこちらの一冊.
興味深い話がたくさんあります.中でもツボにはまったのが,土左衛門の持っている見事な野布袋の釣り竿をもらってしまった話.笑 布袋竹といえば,この間買ったハゼ用の和竿がその竹で作られているので,想像しながら読みました.
怪談系にも面白いのがあると思って,幸田露伴の別の本を借りたら,バリバリの文語体で読むのに時間がかかりました.でも話は面白いですよね.幸田露伴は下谷生まれらしいですが,神田鍛冶町に住んでいたこともあるそうで,おまけに釣り好きということもあって,出てくる地名も近所だったりするし,さらには電信技師だったときもあったりと,かなり親近感を感じます.他にも名作がありそうなので,いろいろ読んでみようと思いました.