先日修理した ICF-S60 も末永く使いたいと思うので固体化することにしました.
まずは開腹から.
このモデルは素直に外れてくれるから楽ですね.
基板を外すネジは一カ所だけ.
この角のです.ただしスピーカの線は外さないといけません.
分離完了
あ,チューニングの嵌合をずらすと面倒なので,ちゃんと角度を覚えておきます.
固体化前の最後のお姿.
この辺のコンデンサをごっそり交換します.
コテが当たって溶けたらイヤなので,回転しないように気をつけながらギアを外してしまいます.
もちろん角度も気をつけます.外したコンデンサは ESR メータで良否を確認します.まあ良かろうが否か関係なく固体化しますが.
容量の小さいコンデンサはセラコンに入れ替えます.耐圧は低くても平気はなずですが,ちょうど手持ちが大きいのしかなくて,スケールファクタの悪いモノもありますね.
というわけで固体化は完了しました.
悩んだのは LED です.
うちではマジックアイをイメージして黄緑色の LED に交換してしまうパターンが多いのです.これもやっちゃおうかなぁ.VF は 1.94V でした.高輝度の黄緑にしても大丈夫そうです.
VF を考えると,青とか青緑とかは無理かも知れないです.
あ,そうそう,大事なことを忘れていました.スピーカ側のこちらのコンデンサですが,セラコンのようにサイズが小さく出来ない場合は,足を長めにした状態で半田付けした方が良いです.
何故かと言うこと,スピーカーに干渉するのです.
私はこの部分のコンデンサだけは足を切らずに仮止めしておき,基板をケースに付けるときに仮止め位置をずらしながら合わせました.
ちなみに取り外されたケミコンたちです.
ESR を測ってみたところでは,一番大きい 470uF が 0.4Ω と良品の範囲ながら,ちょっと怪しい方に近づいている感じでした.他のはまだまだ大丈夫のようでした.
同調ランプの動作もOKです.
FMでもアンテナを伸ばして動かしてみたらつきました.やっぱりうちは難視聴地域か.というわけで,固体化完了です.
これでまた数十年大丈夫かな?
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