ワンタイムパスワードカードを分解してみた

ご要望がありましたので，文末に使用済みワンタイムパスワードカードの捨て方を追記してあります．

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銀行のワンタイムパスワードカードは電池交換ができないので，使えなくなったら新しいのを発行してもらうことになります．すると，前のはもえないごみで捨ててね，となります．



でも捨てる前に中を見てみましょう．とりあえず裏のシールを剥がします．



構造的にこの状態からは電池交換が出来ません．あれ？左下に何かありますね．ここはもともとシリアル番号みたいなシールの貼ってあったところです．



穴が４つ並んでいます．



JTAG みたいなものかな？ここからプログラミングできて，何か別のことに使えたらいいんだけどなぁ．しかし裏からだと何もわからないので，前を剥がしてみましょう．



ケースを溶着して基板が収められているので，削らないと外せないようです．こんな感じになっている部分を...



ニッパーで切って外れるようにします．



基板はこんな感じでした．



電池は CR2016 です．



ここまでしないと電池交換が出来ないので，事実上使い捨てと言うことになるわけですね．なおマイコンはモールドされていてなんだかわかりませんでした．プログラムできて別な用途に使えたら楽しいんだけどな〜．笑

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【追記】

ワンタイムパスワードカードの捨て方を知りたいという声がありました．そのまま燃えないゴミの日に出すのが一般的かと思います．捨てても安全か？という意味で言えば，電池を外した（電池がなくなった）時点で初期化される設計だと思うので，基本的には問題ないはずですが，もしそれでもセキュリティが気になるのであれば，新しいカードを入手して，その新カードの使用を開始してから，旧カードを捨てれば，拾われたとしても悪用の余地はないと思います．