以前はよく自家焙煎もしていたので,こんな感じの手焙煎用具はあります.
ガスコンロの上に置いて,ハンドルをクルクル回して焙煎するタイプ.今までに百回以上はやったでしょうけど,1バッチ百グラムくらいで片付けまで含めれば30分くらいはかかるもので面倒くさくなっちゃうんですよね.その後ハナマサの激安コーヒー豆が生豆より安いのでもう自家焙煎しても仕方ないなと,近年は出番が激減です.
何年もそんな状態だったわけですけど,今年になってハンドドリップするようになったら,やっぱり良い豆で淹れたくなるものですね.ブレンドだったら百グラムで五百円ちょっととかですけども,シングルオリジンに興味が出てくると,結構値段も張るので困っちゃいます.
今一番飲んでみたいのは,ゲイシャですね.何年前だったかスタバのリザーブ限定で出てたこともありました.それが今ではカルディでも買えるようなので調べたら 200g で 4k 超え.
さすがにこれは厳しい.もちろん日常的にこのようなレベルのコーヒーを飲むわけじゃないけども,平均的には 200g で 1600 円くらいだとして,これを四日で飲むなら1日あたり 400 円です.あら,結構掛かってますねぇ.まさにタバコレベル.あんなのお金燃やしてるようなものだと思ってるけども,コーヒーもヤン・ウェンリーによれば無粋な泥水ですからね.笑
脇道から戻りますと,生豆ならキロ単位で買えば,さっきのゲイシャだったら価格は 1/7 程度,いわゆるコモディティまで落とさずともある程度のレベルの豆でも 1/4 くらいにはなったりします.となると,スペシャリティにいくなら自家焙煎生活に戻った方がよさそう.(もちろんプロの焙煎士でもかなりの規模の釜でない限りは一日に焼けるキロ数は知れているので,コストを考えれば既焙煎だってそれほど高いとは言えない)
とはいえ20分間以上ハンドルを回し続けるのはきついです.ですから電動のを調べてみますと,今はいくつもあるんですね.例えば amazon ではこんなのを見つけました.
これが 18k くらいとのこと.100g くらい焼け,もちろん単相 100V です.これはいいなぁと思ったのですけど,コンパクトな筐体で,焙煎できるほどの熱風を出す所為か,この機種はファンがかなり轟音らしい.うちは狭いし,隣家もベランダハイタッチできる距離なのでちょっとこまります.
そこでもう少し静かそうなのを調べると...
こちらは 78k です.いきなり高くなりますけども,音は前のよりはかなり小さそう.だたし海外製だから壊れたときにパーツが入るかどうか.安心できそうな国産の定番メーカーだとこんなのとか?
ただし 100k 弱します.前のと比べるとそれほど上がってませんけども,最初の候補と比べれば5倍です.ここまで来ると,ちょっとしたカフェでもやるの?って感じになってしまいますね.もちろんそんな考えは皆無ですけど,一度買ったら買い換えないと思うのでよく考えないとなぁ.
というわけで,いろいろ考えると今の手動焙煎でとりあえずいいやって気にもなってきたり.笑 まあもうちょっと勉強してみます.
ちなみに完全に余談ですけども,こんなのもあります.
家庭用と書いていますが,加熱のプロファイルをスマホでアップロードして焼けるという,文字通り非常にスマートな焙煎機で,お値段なんと 337k です.お金に糸目をつけないならばこんなのもあるよってことですけども,一つ心配なのはスマホアプリで制御してるってところですね.スマホってバージョンアップしていくじゃないですか.そうすると,いつまでサポートされるのかについては不安しかないですよね.youtube では見かけますけど,十年後に動くか分からないものをよく買うなぁって思っちゃう.