【IC-505】まずは開腹
2008年 11月 11日
上蓋を開けて気になったのは端っこの方に粉が付いていたところ.うーん,なんか怪しいけど,原因が分かりません.電解コンデンサのパンクか電池の液漏れっぽいけど,どっちも見あたらず.
で,下蓋を開けて分かりました.そう,これにはメモリのバックアップ用に乾電池が使われているのでした.それが見事に液漏れ.それがフレームのすき間を通って,上部に結晶を作っていたのです.こういうのをきれいにとるにはどうしたらいいでしょうね?今のところはアルコールで拭き取っています.ちなみにバックアップ電池ホルダーは割れていましたので,どちらにしても交換となります.単三(UM-3)×4本なので,6V (になるよう組み合わせた)の他の電池でもいいかな.でもまあオリジナル状態を保持しようと思うので,この形状のホルダを買ってくることにしましょう.なければ代替策をとりますが,スペース的にはかなり余裕があるので,どうにでもなりそうです.
ところで,アルカリ電池の液漏れの正体は,水酸化ナトリウムのようです.その割には潮解してない部分が多い気がするんだけど....
結局 IC-505 の液漏れは,アルコールをしみこませたティッシュを何枚も交換しながら拭き取り,金属部分に残った固形物はマイナスドライバーの先でひっかいてとりました.メッキがいい(厚い)のか,かき取った下からは金属光沢が出てきました.とりあえずしばらくは問題なさそうです.
ところで水酸化ナトリウムを除去するのに酸を使うと被害が拡大しそうですが,食用油を塗ったらどうですかね?水酸化ナトリウムが油脂の鹼化に使われて,石けんと油が残るのではないかと.ただ,この油が酸化して臭くなりそうなので,あまりいい方法ではないように思われますね.そもそも,いい方法だったらとっくに誰かやってるだろうし.笑