コンデンサを選ぶ
2008年 12月 07日
インバータ回路の 470µF 16V 105℃ は,ニチコンの高耐久品の BT シリーズの125℃品にしました.
その周辺の 100µF 16V 85℃ はアルミ固体の OS-CON(三洋)の SEPC シリーズ で 105℃品です.
ニチコンの125℃品はもっと高温のものもあるのですが,外形が大きくなってしまうので,このあたりでやめときました.高温下で運転するわけでもないし....また OS-CON は外形(サイズ)で妥当なので選びましたが,更に別種の高温品を選ぶと大きくなるのでやめました.しかし,OS-CON は結構高価ですね.一つ200円もしました.工程も大変ですし,費用もかかるので全数交換は無謀だと思いましたが,交換箇所を吟味して決めようと思いました.
ちなみに分解して観察すると,最初からついている部品って,要求条件はクリアしているはずですが,それ以上のスペックの部品って使わないものなんだなぁということがしみじみ分かりますね.今までは等価品に交換することしかしてなかったのですが,今回熱帯仕様への改造を通して,部品の定数ではないスペックについて,いろいろカタログを見たりして勉強する機会がありました.自分はメーカーの立場になったことはないのですが,特に見えないところのコスト削減は隅々まで行き届いています.とても感心するのですが,趣味のモノなんだから無駄に(見えるけど,その実,役に立つ面もある範囲で)高スペックというのもいいんじゃないかと思ったり....とりあえず,最近はこんな小さな部品ひとつで楽しんでいる次第です.hi