IC-910 の RIT/SHIFT ボリュームが壊れる
2009年 02月 19日
多少見た目が悪いくらいだけなら,そのままにしておくのですが,このように曲がってしまうと,RIT につられて SHIFT も回ってしまい,いかにも具合が悪いです.そのため,この部品を交換することにしました.アイコムに問い合わせると,補修部品があるということなので,早速営業所に行って買ってきました.
部品名は RV-316 で税別500円です.フロントパネルユニットを外すとこんな感じです.
パネル自体にマウントされているんですね.これはかなり分解しないと取れなそうです.で,どんどんばらしていきますが,ネジは混ざらないように気をつけましょう.分解するとこんな種類があります.
上からフロントパネルのサイド部分,フロントパネル基板,パネル(プラスチックと裏打ち金属)となっています.他に左のメインダイヤル関連のネジも別種類です.
ところで,フロントパネルのボタンって,黒とグレーがありますが,こんな風になってます.
こんな多色の成型も可能なんですね〜.そういえばプラモデルもこんな感じに最初から色分けされているのが最近はあるらしいですから,このくらい余裕なのかな?さて,分解を続けまして,ここまでいくとようやく外せます.
そんなわけで,当該部品をはずしてみると,こんな感じです.
で,購入した補修部品は基板がついてないので,ここから外して移植します.外すとこんな感じ.
さて,今度は戻していきましょう.戻すときの方が気をつけないといけません.しばしばネジが余ってしまう不思議な現象に出くわすからです.(私だけ?笑)まあ気づくのが組み立て完了後だったら,いっそのこと「これは予備なのだ」という考えもありかもしれませんが.笑 まずフロントパネルのプラスチックと裏打ち金属パネルはネジが2カ所です.
メインダイヤル部分にもこのように2カ所あります.左がパネル間の固定,右はダイヤル回転時の摺動抵抗の調整です.
その後,基板を取り付けます.ちなみに分解時には上の基板の方にフラットケーブルが残るように外した方が楽です.(どうしてかは逆にしてみれば分かります.笑)
7本ネジがありますが,番号が書いてあってその順番に締めていけばOKです.
フラットケーブルやそのほかのケーブルを差し込んだら,今度はフロントパネルユニットと本体をつなぎます.
で,抜いたつまみ類を戻して完成です.
最初に工具をそろえておかなかったので,三十分くらいかかってしまいましたが,作業自体はそれほど困難ではありません.作業はやはり段取りが大事ですね.
使用工具ところで,取り外したボリュームはこんな感じになってました.
Ph+2
Ph+1
半田吸い取り機(または半田吸い取り線など)
半田ごて
ピンセット(非着磁ドライバーの場合はあると便利)
プライヤ
うまく修正すれば使えるとは思いますが,今はまだ補修部品も手にはいりますからねぇ.もったいないお化けが出るかなぁ.