方向性結合器を作る
2009年 05月 20日
方向性結合器はポートが3以上なので,隣接するコネクタとの間隔を考えなければなりません.だからといってストリップ線路は直角に曲げると不連続点が出来るために悪影響があります.そのため,基板に対し線路を斜めに配置して,端末につけるSMAコネクタにつながる線路を基板に対して直角にするようにしました.
感光基板を使うので,それ用のフィルムにプリントアウトするのですが,今使っているインクジェット(BJ-S700)では0.1mmって結構厳しいようです.特にコネクタをうまくつけるために線路を斜めにすると,0.1mmのギャップはつぶれてしまいます.調べてみると,もうこのプリンタも8年くらい前のなんですね.
Rならば、なるべくカーブ半径を大きくする。
角を落とすならば、ストリップラインを紙テープと見立てて、曲げる時に
紙テープを折るような感じで、斜めにカットを入れると特性がちょうどよくなる感じです。
(本当は斜めカットの面積と周波数特性があるんだけど、ここでは割愛)
おためしあれ。
私も、10年前のE社製で0.1mmができていますよ。
測定器を作るために、VNAなどの測定器を使いますが、では、元祖の測定器はどうやって作ったのでしょうかね。
上のは模式図だから,直角にしてないよと言うことを示しているだけで,実際のプリントには連続性については多少の工夫はしてるよ.斜めRカットは入れてるけど,面積とf特については勘定してない.今度教えてね.ま,一作目なので,今後の課題と言うことで.
>WPJ
垂直水平だと0.1mmの分離はできてるので,マスク自体を回転させればいいと言うことだよね.マスクも単価が高いから,結構みっちり詰めてるので,斜めにはしたくないんだけど,Pカッターで入れると幅がうまく制御できるか分からないので,今度はそうしてみます.