アマチュア無線や電子工作,バイクの話などを徒然なるままに書き散らすメモ程度のblogです.


by jq1ocr

カテゴリ:ラジオ( 32 )

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CR-1352
以前発掘したことをこちらで書きましたが,このとき製造というか発売を1961年から1963年の間ではないかと推測しました.ところがこれの前のモデルと思われる CR-1351 というのがありまして...
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CR-1351
これがなんと1964年にグッドデザイン賞を受賞しているのを見つけてしいまいました.

まあ売り出してから,その普及具合とかも加味しつつの受賞ということになるかも知れないので,後継機種が出てから受賞してもおかしくはないかもしれませんが.....それにしても 1964年にはさらに後継の CR-1453 や FM 付きの CR-1471 を出しているので,結構ずれている,というか,当時の流れがメチャ速かったという感じでしょうか.笑

なので,たぶん CR-1352 の製造は1961年から1963年の間ではあろうとは思いますが,それほど長い期間ではなく,あっという間に次の機種が出たという可能性はありますね.

ちなみに CR-1351 の定価は 19800円だったそうです.今どきカーステなど二千円くらい出せば MP3 も再生できるような機種が買えてしまいます.当時の物価はだいたい今の 1/10 くらいと言われていますので,今やカーラジオの値段は 1/100 になったような感じでしょう.当時だったら大卒の初任給を注ぎ込む感じが,今や小学生のお小遣いです.いいのか,悪いのか.苦笑

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by jq1ocr | 2018-06-26 21:30 | ラジオ | Comments(0)
例のカーラジオの回路図を入手しました.
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回路構成は
  • RF AMP 2SA102
  • CONV 2SA103
  • 1st IF 2SA102
  • 2nd IF 2SA102
  • DET&AGC 1N60M
  • AF AMP 2SB173
  • DRIVE 2SB172
  • POWER AMP 2SB126A
だそうです.

この機種の前のモデルは多分 CR-1351(AT-351) だと思いますが,これと検波部まではほとんど一緒で,このあとが CR-1352 が3段構成になっているのに対し,前モデルは2段というところが違います.まあ持っていない機種の考察をしても仕方ないかもしれませんが,回路図が一緒についてきたので比べてみた次第.


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by jq1ocr | 2018-06-25 21:30 | ラジオ | Comments(0)
そんなわけで真っ当な国産ラジオは絶滅してしまったようなので,どうしても日本製が欲しければ自分で作る!となる方もいらっしゃるのではないでしょうか.え?いない?いやいや,ここではいるということにしてください.笑 で,ひょんなことから見つけたのがこちらのサイトです.
電子うさぎ.com

ラジオの自作に関するページはいろいろありますが,いや〜,すごいですね.ぱっと見たところでは電磁気の解釈に,ちょっと疑問に思う記述が見受けられましたが,あとは見てスゴイ!と思いました.特に1石から9石までのいろんな回路構成のラジオを実際に作って比較しているところは非常に感銘を受けましたね.言うだけなら誰でも出来るでしょうけど,実際にやってみるというのは次元の違う話ですから.ページ構成も見やすくてキレイだし,ラジオ愛を感じます.hi 私もここを見て何か作ってみようかなと思いました.

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by jq1ocr | 2018-06-20 21:30 | ラジオ | Comments(0)

国産ラジオの終焉

7年ほど前のこちらのエントリですが,独断と偏見で書いた割にはコンスタントにずっと読んでいただいているみたいです.需要に応えられているかはわかりませんが,国産をと考えている人が見てくれているのかも知れません.

しかしそこでリストした国産ラジオですが,残念なことに今現在すべてディスコンとなっております.

ICF-EX5MK2 : 2018年?製造終了
ICF-801 : 2017年製造終了
ICR-S71 : 2014年製造終了
ICF-SW7600GR : 2017年製造終了

後継機種はありませんし,類似機種もすべて中国製です.十和田オーディオさんが,取得した AIWA ブランドで頑張ってくれるといいのですが,彼らも中国工場を持っていて,そこで作っていたりするので,国産ラジオの再来はそれほど期待できないかも知れません.万が一,店頭で前述モデルを見かけたときに,それほど高くなければサルベージしておこうと思います.

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by jq1ocr | 2018-06-11 21:30 | ラジオ | Comments(0)
またまたおじいちゃんちシリーズです.今回は本命をご紹介.それはこちら.
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うん,これじゃなんだかわかりませんね.側面には NATIONAL ALL TRANSISTOR CAR RADIO とありまして,要するにカーラジオなんですよ.あけてみると...
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箱はぼろぼろですが,なんと新品のデッドストックです.しっかりビニールにはいって札もついてます.
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前から「ラジオボタン」で選局するカーラジオがほしかったのですね.子供の時には確かそういう感じのラジオが普通だったのですが,今時そんなカーラジオないですよね.今ではソフトウェアのラジオボタンに名を残しているだけですが,あれがなんでラジオボタンなのか意味分からん!という若い人は多いんじゃないでしょうか.だから私はこんなラジオを車につけて,若い人たちに見せたかったのです.

ただこれが残念なことに AM ラジオだけなんですよ.FMもついていたら今のカーステを捨てて乗り換えるところだったのですが.ロードスターに似合うんじゃないかと思ったのですけどね.笑

ちなみにこの頃は車にスピーカーなんかついてなかったのでしょう.箱にはちゃんと大きなスピーカーまで入ってました.
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これは使わなくても今の車には事前にスピーカーが配置されていたりしますから,配線は簡単ですね.

ちなみに新品ですから説明書や保証書もついてました.
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選局ボタンの周波数設定ってどうやるんだろう?って思う人もいるかもしれませんね.引っ張ればいいのですが,説明書にもちゃんと書いてました.
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見えますかね?説明すると...
1. 合わせようと思うボタンをつまんで引き出す
2. つまみを回して放送局に合わせる
3. 引き出したボタンをパチリと音のするところまで押し込む
すると次からそのボタンを押すだけで,設定した周波数にワンタッチで移動できます.

車ではいつも FM を聞いているので,これに乗り換えるのは悩みますけど,そのうち使おうかと思ってます.それなりのクラシックカーをゲットしたらかなぁ?それまで大事にしまっておきましょう.ちなみに保証書を見ると気づいた点が...
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収入印紙を貼るところがあるんですよ.昔は保証書にも貼ったのですねぇ.しかし銭まで書いてあるのですが,いったいいつの製品なんでしょうね?少なくとも 50 年以上前だとは思うのですが....

調べてみると昭和39年(1964年)にナショナルカーソニック CR-1453 と FM 付き自動車ラジオ CR-1471 を発売とあります.ですから少なくともこれよりは前かと思います.取説には松下通信工業株式会社横浜市港北区綱島町とあり,社史を見たところでは昭和35年(1960年)に横浜綱島に本社工場移転とあるので,これよりは後ということになります.また小型自動車ラジオ AT-250 を開発したのが昭和37年(1962年)とあり,もちろんこれよりも後.
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AT-250
これはラジオボタン5個のAMラジオですから,すでに原型はできていることになります.この間が埋まりませんでしたが,とりあえずこの製品が製造されたのは1961年(昭和36年)から1963年(昭和38年)の間ではないかと推測しています.今でこそカーラジオ単体というのはなくて,いろいろついていても数千円で買えてしまうようなものがたくさんありますが,当時はさぞかし高かったでしょうね.作りも結構いいですし.なんか,これを車につけて使うのがとても楽しみになってきました.さすがにそのために古い車を買う...とはならないと思いますが.笑

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by jq1ocr | 2018-02-01 21:00 | ラジオ | Comments(0)
S71 がディスコンになり,801 も去年終わって,国産ラジオはほとんどなくなりましたね.今買える日本製ラジオは以下の二つだけではないでしょうか.
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ICF-EX5MK2

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ICF-SW7600GR

これらはいずれも十和田オーディオがソニー向けに製造している機種で国産のはずですが,この会社は中国にも工場を持っているので将来的にどうなるのかはわかりません.AIWA ブランドを継承したので,独自に国産ラジオを出してくれることを期待しているのですが....ラジオは工業製品としてレベルが高い部類にはいるわけではないように見えますが,それなりにノウハウも必要なはずで,技術継承の意味でも続けていってほしいものです.ただそんなに儲からないにしても赤字ではメーカーも続けられませんから,我々消費者もその辺のことを考えながら買うときには選びたいものです.

ちなみに上記は両方とも名機といわれています.私は EX5 のほうしか持っていませんが,これはとてもよいラジオだと思います.居間で使っている 801 (製造終了)も音はいいものの,周波数ずれが起きることがありますが,EX5 にはそれがないです.801 が終わった今,個人的なベストバイは ICF-EX5MK2 です.今の値段は悪くないと思いますし,製造中止になったら高騰して買えなくなるでしょうから,買い足しておこうかな?笑

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by jq1ocr | 2018-01-24 21:00 | ラジオ | Comments(0)
ICF-801 がディスコンになってしまいましたね.
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これはコンセントから電源がとれるし,電池も使えるということでホームラジオとして基本的な特性を備えていました.スピーカも 10cm ほどとまあまあです.需要はあると思うので,ディスコンになれば当然後継機種が必要でしょう.ソニーとしては多分これを考えていたのではないかな?
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ICF-506 です.大きさはほぼ一緒ですね.スピーカ径も同じくらいです.電池は 801 が単2を3本だったのに対し,506 は単3を3本です.入手性はよさそうですね.もちろん電池寿命は短くなりそうですが....

ただ大事なところがありまして,801 は日本製だったのに対し,506 は中国製なのです.これで 506 を選択しない人は結構いそうですが,如何でしょう?そういう意味で言えば後継たり得ないとも言えるわけで....十和田は AIWA で頑張るってことなのですかね?ただ今の AIWA のラジオのラインナップを見ると難しそうだなぁ.

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by jq1ocr | 2018-01-18 21:00 | ラジオ | Comments(0)
うちの居間ラジオは ICF-801 です.
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結構前の話ですが,これをうっかり床に落とし,選局指標がずれてしまいました.でも聞く局は決まっていて一度合わせておけば困りませんから,そのままになっていました.

ところがさきほどまた落としてしまい,今度は線が斜めになってしまいました.それに中から何か音がします.いやな予感.とりあえず開腹.すると...
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スピーカを押さえている金属棒をとめておくフックが折れています.拡大するとこんな感じ.
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正常なほうはこうです.
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ここはとめてもまた折れそうなので,ボンドでつけてしまうことに.
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とはいえ,一応フックも次回開腹時に使えるかもしれないのでボンドでつけておきました.
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あとはダイヤルですが,こっちはインジケータが脱線していたのをえいやっと戻したら,あっさり直りました.
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ずれていただけでした.というわけで,修理完了.めでたしめでたし.

余談ですが,この ICF-801 ってディスコンになってるのですね.検索するとどえらい価格になっていて驚きました.まあいいラジオだとは思いますが,万出すなら別なの買うなぁ.苦笑

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by jq1ocr | 2018-01-10 21:00 | ラジオ | Comments(0)

イメージを聴く

うちの居間ラジオは ICF-801 です.
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まあ普通のラジオですね.これで J-WAVE を聞こうとしたら周波数がずれていました.合わせようとしたのですが,周辺にはいろんな局が聞こえていて結構シビアなんですよね.

そういえば AM ラジオの補完中継局が上の方にいるので,これを聞こうと上の方を聞いていたら J-WAVE が入ってきました.あれれ?と思ったけどイメージですね.しかし,こっちのほうがチューニングが楽ではありませんか.というわけで,イメージを聞くことにしました.笑

何言ってんの?という方のためにご説明.無線の免許を持ってる人は勉強したと思いますが,これはイメージ妨害を逆手に取った方法です.

普通の FM ラジオは受信したい周波数を中間周波数(IF)10.7MHzに変換してから処理しています.これはスーパーヘテロダインといってどの局を聴くときも同じ10.7MHzに変換することでそれ以降の受信回路を共通にできる利点があります.周波数を変換するには,受信周波数との差が 10.7MHz になる周波数の信号を混合(MIX)します.この信号を発生させる部分を局部発振(LO)といいます.

具体的には J-WAVE 81.3MHz を聴くときは,差が 10.7MHz になるよう LO を 70.6MHz にします.一方,102.7MHz を聞こうとダイヤルを回すと,LO は 102.7-10.7=92.0MHz に設定することになります.すると,81.3MHz の信号も 92.0-81.3=10.7MHz ですから聞こえてしまうということになります.もし102.7MHz になんらかの放送局がいれば当然混信してしまいますが,使われていないので問題無いというわけ.まあ逆(102.7MHz に合わせて 81.3MHz が聞こえてくるのは本来はそっちが妨害)なんですけど.笑 

最初の例でいえば 81.3MHz を聴くときの LO は 70.6MHz なわけですが,もしこのとき 70.6-10.7=59.9MHz に放送局がいたら混信になります.ただし実際のラジオはこのような放送帯域以外の周波数の混信は受けないようにフィルタされているので問題は起きません(とはいえ,極めて強い信号だと妨害を受けると思う).
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by jq1ocr | 2016-09-25 08:13 | ラジオ | Comments(0)

【ICR-S71】ディスコン

amazon で見たら ICR-S71 がどえらい値段になっていてびっくりしたのですが,ディスコンになっていたのですねぇ.
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確かに割り切り方がすばらしくて,爆発的に売れるような物ではないですが,細々と長く売れるタイプのラジオだと思うので,ディスコンは残念です.

ところでこのラジオの内部 IC は FM にも対応しているはずなので,防滴防塵大型スピーカーのシンプルモデルの後継機種を,ただし FM 付きで出してくれたらいいなぁと思います.(災害対策用途には FM もついていたほうがよい)あ,もちろん十和田でお願いします.hi
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by jq1ocr | 2014-10-02 22:30 | ラジオ | Comments(0)