現状にあっていない古い考えかも知れませんが,テグスの製造精度がそれほど良くなかった時代は,製造したテグスの精度が良い部分をハリスとして出荷していたという昔話があったもので,ハリス=精度の高いライン,という印象でおりました.
ところであるときハゼ用ハリスとしてフロロカーボンハリスのダイワ D-FRON 磯 0.6 号を買いました.
そのあと細いのも欲しくなったので,セールで売ってた同じくダイワ月下美人 0.4 号というラインを買いました.
こちらもフロロカーボンですがハリスではなくラインとして販売されています.でも流石に今時ラインだからハリスよりも素人に分かるほど精度が劣るなんてことはないと思ったわけです.
これらを鈎に結んでみますと,ハリスである D-FRON の方が真円度が低いことに気づきました.触るとモコモコしているのです.そのせいかわかりませんが,鈎結び機を使うと,チリチリになることがあります.ですから専ら手で結ぶようにしていました.一方,0.4号ラインの月下美人の方は真円度が高いし,鈎結び機を使ってもチリチリになりません.
というわけで,わずかなサンプルではありますが,うちではハリスよりラインの方がハリスに使いやすいという逆転現象が起きているのでした.150m もあるから一生モノだなぁ.笑