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by jq1ocr

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by jq1ocr | 2009-11-24 00:46 | 無線設備・レストア | Comments(0)

CP8040 総評

まだ建ててから時間が経ってないので,総評と言うには早すぎるのですが,当ブログを検索でお越しの方は CP8040 に興味のある方が多いようなので,あえて現時点での評価,ならびに感想を述べたいと思います.もちろん,今後使い込んでいく過程で評価や感想は変わってくるかも知れませんが,その点はご容赦いただきたいと思います.

私が個人で使ったことのある 3.5MHz のアンテナはフルサイズダイポール(以下,DP)とモービルホイップ(1.2m程度)くらいです.特に二十年ほど前に 3.5MHz によく QRV していたころは DP を使用していました.この時の記憶を元に評価すると CP8040 は当然フルサイズには及ぶべくもありませんが,モービルホイップと比べると雲泥の差で CP8040 の方がよいです.DP > CP8040 >> モービルホイップという感じでしょうか.DP が張れる環境であれば,選択肢に入らないですが,以下の条件をすべて満たす場合には CP8040 はよい選択肢だと思います.
1. ダイポールを張るスペースはない
2. ただし上は空いている
3. よい接地を確保できる自信がない
都市部ではアンテナを横に伸ばすのはなかなか難しいことです.しかし反面,上に伸ばすことはマンションの低層階では困難ですが,戸建てや最上階だと物理的には可能になります.もちろん,3.5/7MHz では他に CV48 や KV2 が考えられます.これらはよい接地が取れる場合にはよいでしょう.しかし特に CV48 は全長が約12mと,ほぼ4階建てと同じくらいの高さがありますので,周囲への威圧感も考慮しなければなりません.また AH-4 のようなチューナーにロングワイヤーを組み合わせるにしても,結局,接地またはカウンターポイズが必須ですから,条件はこれらと同じになります.そうすると,CP8040 は事実上唯一の選択肢となります.

CP-6 を使っていたローカルがローバンドで苦戦していた様子を見ているので,正直 GP には期待していなかったのですが,CP-6 に比べて,ローディングコイルより下(給電部側)が3倍も長いためと思いますが,それなりに遊べることが分かりました.ちなみにうちは 14MHz より上は HF5B を使っているので,CP-6 は選びませんでしたが,もし上のアンテナがないなら,CP-6 も選択肢にあがってくるでしょう.ただし,3.5/7MHz は CP8040 のほうが良いはずですから,可能であればハイバンドには別にアンテナを用意したいものです.

垂直系のアンテナはノイズが多いという話を耳にしたことがあるのですが,うちで聞く限りはそれほど気になりません.DP に比べて特にうるさいということは,多分ないと思うのですが,うちの環境だと,都市部ならではのノイズフロアの高さはあると思います.ちなみに,JST-245HF と FT-817ND を CP8040 で比べてみると,明らかに FT-817ND の方が電池運用でもノイズっぽいです.比べてしまうとセットノイズの方が気になりました.

さて,いいところばかり書いてきましたが,良くない点としては,降雨時に f0 (共振周波数)が数十 kHz 下がる現象があります.多分短縮コイルの周辺に付いた雨滴の影響かと思いますが,もともと使用可能な周波数帯域が 20-30kHz (VSWR≤1.5 としたとき)程度しかないので,これは大きな問題です.CP8040 以外でも構造的に同様な CP-6 等でも似たような現象は起きるはずです.使用するバンド(3.5, 3.7 or 3.8MHzを選択)は使用する部品でプリセットしますが,それ以外で f0 を調整するには,ラジアルの長さをいじるしかありません.そのとき,最初から CW 帯域に合わせこんでおくと,雨天時に f0 が帯域外にいってしまうことになるので,注意が必要です.

というわけで,私の結論としては「3.5/7MHz に QRV したいが,上のような制約で我慢している人にとっては,帯域に気をつければ,かなりお勧め」となります.もちろんアンテナは長さなりですから,過大な期待に応えることはできないですが,私は今のところそれなりに満足しています.

ところで,CP8040 は実質30kくらいで購入できると思いますが,うちではこれを設置するための費用が結構かかりました.
32φマスト
マストスタンドホルダ
ALCアンカー
ボルト類
ステーワイヤ
ワイヤクリップ
ターンバックル
その他ドリルのビットも買ったりしてますので,なんだかんだで10kくらいはかかったと思います.また組み立て時にはパイプ接合部にテナメイト(導電性グリス),組み立て後に接合部を自己融着テープで巻き,露出する金属部にテナコート(ニスのようなもの)を塗っています.テナコートはそれほど持つようには思いませんが,テナメイトと自己融着を正しくつかうと,接合部のトラブルをかなりの長期間にわたって防いでくれます.うちの例では,20年以上使ったアンテナを分解したところ,エレメント表面はかなり腐蝕してざらざらになっていましたが,接合部はピカピカでした.これはお勧めします.(ただし,接合部が緩くて,あまりグリスが入り込んでしまうようだとかえってトラブルを誘発する可能性があるので,気をつける必要があります.あくまで接合開口部の気密性を高めるために使うのが正しいかと思います.)

現時点では検索しても CP8040 のレビューが見あたらないのが残念ですが,導入されたみなさん,もしよろしければ,使用上の感想や,工夫された点などを教えていただければと思います.私もこれで完成とは思っておりません.是非参考にさせていただきたいので,よろしくお願いいたします.
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by jq1ocr | 2009-03-05 08:50 | 徒然話 | Comments(0)
先ほど 3.5MHz 帯における VSWR 特性(晴天時と雨天時)を掲載しましたが,ものはついでというわけで,7MHz でも測ってみました.赤が晴天時青が雨天時です.
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VSWR on 7MHz, in dry and wet condition

こちらも大体 30kHz くらい f0 が下がっています.かなり濡れた事による影響を受けますね.コイルの部分に撥水剤でも塗ったら効果あるかな?しかし,7MHz のほうでは雨が降っても CW 領域までは下がっていきませんね.hi

ちなみにこのエントリ単独で見ると意味が分からなくなっちゃうので,3.5MHz における VSWR 特性も再掲しておきます.
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VSWR on 3.5MHz, in dry and wet condition


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by jq1ocr | 2009-03-04 02:29 | 無線設備・レストア | Comments(0)

CP8040 初交信

夜中に 3.5MHz を聞いていると,みなさん長話で入り込むすき間がありません.唯一群馬の局がCQを出しているのに気づいたので,最初は QRP にして呼びましたが,応答がありません.仕方ないので,パワーを上げて呼びかけたところピックアップしてもらえました.しかし設置時に測ったデータによると周波数的には SWR は低いはずなのに無線機の SWR メータがずいぶん振れます.3くらいかな?もしかしてみぞれが降っているからかも知れないと思って,また測ってみたところ,下図のようになりました.
d0106518_1193872.jpg
VSWR on 3.5MHz, in dry and wet condition

赤が前回測定した晴天時の特性で,青が今回測定した降雨時(みぞれ)の特性です.ずいぶん低くなるものですね.f0 が 20kHz くらい下がっています.図らずも,まさにばっちり CW 用になっちゃってますね.ronさんの陰謀でしょうか.笑 冗談はさておき,雨天時の使用にはこのような問題があることが分かったので,素直に「晴れたら SSB,降れば CW」ということになりそうです.苦笑
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by jq1ocr | 2009-03-04 01:30 | 徒然話 | Comments(0)

CP8040 について考える

昼間に 7MHz を聞いてみたところ,4やら5がそこそこ聞こえてきた(S9+)ので,かなり活用が楽しみになってきました.ただし,時間の関係で交信には至っていません.これからいくつか交信できた段階で,実際に使ってみた上でのインプレをすることとしたいと思います.

そこで,ここでは数字で CP8040 の評価をしたいと思います.CP8040 は見て分かるように垂直系のアンテナで,簡単に言えばグラウンドプレーンです.グラウンド側が完全だとすれば,垂直エレメント(放射器)は 1/4 λあれば標準的な GP と言えます.

CP8040 との競合は CP-6 になると思いますが,これとの比較を考えてみましょう.放射器部分の長さは CP8040 が 6.53m(ホルダ込みの長さになるので,実際はこれより少し短いが簡単のためカタログ通りのこの数字にします)に対し,CP-6 は 4.6m です.これをフルサイズと比べてみると,CP8040 は 30% (@3.5MHz) と 60% (@7MHz) , CP-6 は 21% (@3.5MHz) と 42% (@7MHz) です.もちろんラジアルの方の長さは CP8040 も CP-6 も同じ長さで,かなりの短縮がかかっていますから,かなり損失はありますが,それでも 3.5MHz/7MHz に限って言えば,CP-6 よりも CP8040 のほうが 1-2dB 程度よくなると推測できます(*).それもローディングコイルの下側が CP8040 のほうが率的に長いので,効率は長さなりよりも若干ながら高くなると思います.

ところでクリエイトの CV48 は全長が12.1mと,CP8040 の倍あります.接地がちゃんとしていれば,3.5MHz (w/optional parts)でも40%程度しか短縮していないし,7MHz にいたってはフルサイズ相当の大きさとなりますので,もし接地他(この「他」がでかいのですが)に問題がなければ,こっちを使いたかったところです.

ちなみに CP8040 の短縮具合は,感覚的には 144MHz のハンディ機に 15cm(3.5MHz) または 30cm(7MHz) くらいのホイップをつけたようなものと想像すればいいかも知れません.遠距離飛ばそうとすると難しいように感じますが,近場と競合のない交信をする限りは使えそうな感じがしますよね.笑

あと,帯域ですが前に書いたようにそれほど広くは取れていません.マニュアル値で,20kHz@3.5MHz, 30kHz@7MHz が VSWR≤1.5の帯域です.うちの環境ではこれより少し狭くなっています.もうちょっと広く取れるといいのですが,短くすると使いこなすには,やはり難しいところがありますね.

(*)若干の簡易計算(それも電卓)をした結果ですが,個人的な推測の域を出ているわけではなく,メーカーも私も保証するわけではありません.

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by jq1ocr | 2009-03-03 23:11 | 徒然話 | Comments(0)
JST-245HF の ANT#3 につないでみたのですが,バタフライ(HF5B,14-28MHz)や 6m の HB9CV より入りが弱かったので,これはおかしすぎると思って端子をつなぎ替えて確認したところ,こいつの ANT#3 端子が瀕死の状態なようです.ブロック図をみるとリレーがダメになってるか,そのあたりのトラブルっぽいです.チェックが必要ですね.あぁ,宿題が増えちゃった.

さて,気を取り直して CP8040 を ANT#1 につないでみたところ,ばっちり聞こえます.3.5MHz を聞いていると,5やら6やらが聞こえるので呼びたいのですが,みなさん長話していて,呼ぶチャンスがなかなか巡ってきません.ある局は徳島コンテストをやっているらしいので,それならすぐ順番が来るかもと思い,待っていました.そして一回呼んだときうっかりチューナーが入ったモードにしちゃっていて(当然別のアンテナの設定なので使用不可)呼び負けたら,次のチャンスは10分待っても来ませんでした.コンテストとは思えない長話です.7MHz のほうは 7.040MHz のM君(あれ?前はF君だったと思ったけど)が +20dB で入ってくる以外は聞こえません.とりあえずバタフライより格段に 3.5MHz は聞こえてくることを確認したので,いずれ交信もできることを期待しています.7MHz はそんなわけでまだ未知数です.

もうちょっと 3.5MHz で聞いたり呼んだりしてみようと思います.
【追記】CP8040 のレビューって検索しても出てきませんね.注目している方もいらっしゃると思うので,いろいろ使って行きたいと思います.ちなみに質問などおありな方がいらっしゃいましたら是非お寄せください.分かる範囲でお答えいたします.
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by jq1ocr | 2009-03-02 23:24 | 徒然話 | Comments(2)
なんとか上げました.
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CP8040 はラジエータ途中にある部品を組み立て時に選択することによって,3.5MHz 帯は 3.7 や 3.8MHz にもプリセット可能ですが,とりあえず 3.5MHz にしました.ラジアルはマニュアルの標準値 (3.550MHz, 7.050MHz) に合わせて設定してあります.それで測ってみるとこんな感じになりました.やっぱり短いだけあって無理なく使える部分は狭いですね.
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VSWR on 3.5MHz band

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VSWR on 7MHz band

3.5MHz は標準値より8kHzほど低くなりましたが,まあまあです.このまま使ってもいいかな.しかし,7MHz の方がだいぶ高いほうに合ってます.7.13MHz くらいが最良点ですね.ただ,今月7MHzが拡張されるらしいので,対W向けを考えると丁度いいかも(出来るとは思ってないけど.笑).まあJAのバンドプラン次第で再調整(といっても,ラジアルの長さを変えるだけ)するかどうか決めることとしようかなと思います.

実は調整はすぐできるのですが,うちはビル風が強いので,ステーを念のために張ろうと思っているんです.そのときに周波数特性に影響が出る可能性があるので,それを見てから最終的な調整をしようと思っております.デベロープ使った方がいいかな?

さて,なにはともあれ,これで交信できるかな〜?楽しみです.
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by jq1ocr | 2009-03-02 18:15 | 無線設備・レストア | Comments(4)
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ここまできました.工程的には既に峠も越えましたが,道半ばの心構えで,最後の数kHzまでがんばりたいと思います.
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by jq1ocr | 2009-03-02 07:01 | 無線設備・レストア | Comments(0)
アンテナの一部くみ上げを室内でしたのですが,一番の難問はそれを設置する場所を作ることです.こんなのを使ってあげようと思っているのですが,これは壁に取り付けるんですね.
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壁はコンクリートなので,検索したところオールアンカーというのがいいらしいというので,買ってありました.
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オールアンカー

もちろんコンクリート壁に穴を開けないといけないので,指定サイズのコンクリートドリルも用意しています.
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しかし,どうもこのドリルであけた穴にオールアンカーを入れると緩いんですね.....おまけにアンカーを打ち込んでもなんとなく動く気がします.

これでは危険すぎて建設は無理だろう...ということで,作業中断.更に調べてみると,二つの過ちを犯していたことが分かりました.一つはうちのコンクリート壁はコンクリートとは言っても ALC という軽量気泡コンクリートでできています.これは非常に柔らかいので,一般的なコンクリート用のドリル(たたき壊すような動き)で穿孔すると,周囲の組織が破壊され,ドリル穴より大きな穴が空いてしまうのです.径の小さいドリルであけておいて,少しずつ広げる方法でサイズは合わせられますが,建設業者がこのような方法をとるはずがありません.ALC用のドリルがあるのかもしれないと思って,DIYショップの店員に聞いたところ,持ちが悪くてもいいなら木工用でも良く,できれば金属用がいいのではないかとのことでした.最初から聞いておけば良かった.

あともう一つはオールアンカーはALCに適してないようだということです.打ち込んで開く部分の開く幅がそれほど大きくないのです.硬いコンクリートや石材に適しているようです.で,ALCにはALC用のアンカーがあるんですね.とりあえず,こんなのを買ってきました.
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早速打ち込んだオールアンカーを引き抜き(抜ける時点で間違ってますね)ました.買ってきたアンカーの径はこれより大きな穴なので,木工ドリルで拡張します.非常に簡単に穿孔できました.そして買ってきたアンカーを試してみると,驚くほど簡単に固定....今までの苦労はいったい何だったんだろうか....

やっぱり餅は餅屋ですねぇ.これで建設が一歩前進しました.
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by jq1ocr | 2009-03-01 00:03 | 無線設備・レストア | Comments(0)

テナコートぬりぬり

先月買った CP8040 ですが半分くらい組み立てたので,テナコートを塗りました.シャック内でやってるので有機溶剤系の臭いが立ちこめます.苦笑 窓を開けると白かぶりするかもと思ったし(白くなっても構わないですが.笑),何より寒いのでがまんしてましたが,身体に悪そうですからさっさと塗ってシャックから退散しました.
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しかし今年度中に上がるかは微妙だな〜.
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by jq1ocr | 2009-02-28 00:14 | 無線設備・レストア | Comments(4)